配当

ギリアド・サイエンシズから配当受領 増配率は低下も長い目で見るべき理由

バイオ医薬品銘柄のギリアド・サイエンシズ(GILD)から12月30日に配当を受領しました。

この銘柄の増配タイミングは3月の支払い時ということで、今回も前回同様1株当たり0.73ドルとなっています。

直近の業績ですが、2022年第3四半期決算は前年同期比で新型コロナ治療薬のVeklury(レムデシビル)が大きく減少したこともあり5%の減収。

そしてミロ・バイオ社買収に関連する仕掛研究開発費389百万ドルの計上、ロイヤルティ費用増加、製品構成の変化等により会計基準ベースの1株利益(潜在株式調整後)、特殊要因を除いた調整後1株利益ともに約3割の減益に終わっています。

但しアナリスト予想との比較では以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を大きく上回る結果となっています。

また2022年の通期予想は以下のとおり前回予想を売上、調整後1株利益ともに上方修正しています。

ギリアドと言えばかつては高増配を誇っていましたが、残念ながら2020年以降の増配率は右肩下がりの状況。

今年の増配率は2.8%にまで低下しています。

ただこの先まったく光明が見いだせないわけではない。

会社が期待を寄せるCell Therapy(細胞治療薬)やTrodelvy(乳がん治療薬)の売上は伸びている。

そして2022年の通期予想は以下のとおり前回予想を売上、調整後1株利益ともに上方修正しています。

今期の業績から来年1月末から2月初旬発表の配当のお知らせでの増配率はおそらく今期並みの2.8%程度と予想しているこの銘柄ですが、乳がん治療薬開発のイミュノメディックス社等の過去の大型買収の成果がでるのはこれから。

ということでもうしばらく忍耐強くこの銘柄と歩みを共にするつもりです。

(新型コロナ治療薬には頼れなくなった銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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