現地時間の8月21日、たばこ銘柄のアルトリア（MO）が増配タイミングでの配当のお知らせをリリースしました。
直近の業績ですが第2四半期決算は前年同期比で減収（-1.7％）、増益（+8.3％ － 調整後1株利益ベース）。
また、今期2025年通期見通しは、調整後1株利益を前回予想の前期比2％～5％増の5.30ドルから5.45ドル（前期は5.19ドル）に対し、下限値を引上げ、前期比3％～5％増の5.35ドルから5.45ドルとしています。
この銘柄の場合配当については、
1株当たり配当金を年間1桁台半ばの成長を目標とする。
旨公表しているわけですが、冷静に見れば2019年以降は四半期ベースで4セント増配となっており、業績・通期見通しから考えてやはり今年も4セント増配か？
との予測を胸に早速リリース内容を確認。
アルトリア・グループ（MO）は本日、取締役会が普通四半期配当を3.9%増配し、従来の1株当たり1.02ドルから1株当たり1.06ドルとすることを決議したことを発表しました。
今回の増配は、過去56年間で60回目の増配となります。
四半期配当は、2025年9月15日時点の株主名簿に記載されている株主に対し、2025年10月10日に支払われます。権利落ち日は2025年9月15日です。
新たな年間配当額は1株当たり4.24ドルで、2025年8月20日の終値67.58ドルに基づく配当利回りは6.3%となります。
うーむ、やはり今年も4セント、昨年より若干増配率を落としたとは言え、ぎりぎり合格点と考えています。
尚、今回の増配率を加味した過去の増配率（※年間支払日ベース）の推移は以下のとおり。
御覧のとおりここ数年は以前に比べ増配率が大幅に落ちていることは百も承知。
但し、今回のリリース文章の以下の部分を決して見逃してはならない。
今回の増配は、過去56年間で60回目の増配となります。
そう、この銘柄はブラックマンデーやITバブル崩壊、さらにはリーマンショック等の株価暴落期間を含む過去56年間でその年数を上回る60回の増配を実施してきた。
しかも万年不人気のこの銘柄の場合、珍しくここ最近の株価上昇で下がっているとは言え、現在その配当利回りは6.3％と非常に高い。
ちなみに2009年に投資を開始した当方の場合、昨年の円ベースでの配当利回り（買値ベース）はなんと16％。
インカムゲイン投資家にとってこれ以上の安心感が他にあるでしょうか。
（健康被害が草取り中のやぶ蚊のように絶えずまとわりつく銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。）
よろしければ応援クリックお願いします。
にほんブログ村
やはりいい銘柄ですね
自分は喫煙しないのとJTを持っていてこれ以上タバコ株待つか迷っている間にコロナ暴落がきてぼーっと見ていたら買い損ねていまに至ります。
次に世界的な混迷期で暴落したらかいたいとおもいます
メロリンさん
おはようございます。
利回りの高さと言い、連続増配と言い、特にリタイア後のインカムゲイン投資には持って来いの銘柄だと思っています。
これで電子たばこやかみたばこ等の無煙たばこが大きく成長すれば言うことないのですが、、、
https://x.com/winningtickets2/status/1959517494030299579
タバコに近いところでアルコールですが、世代別でびっくりするような数字がありましたので共有致します。つい先日の参議院選挙でも世代別で全く支持政党が異なりましたが、アルコールでも。。
今まで鉄壁と言われた銘柄でもその市場自体が将来世代がガラリと変わることで無くなったり、大きく変動したりするのでしょうね。
ウィニングチケットさん
おはようございます。
なるほど、z世代は他の世代に対し極端に購入額が少ないのですね。
となるとたばこのデータが気になりますね。あくまで予想ですが紙巻きたばこはアルコールと同じようなデータが出る可能性は高いですが、電子たばこは若者に人気ですのでアルトリアもそのあたりに賭けているのかもしれませんね。
有益な情報提供ありがとうございます。