一般消費財メーカー大手のプロクター&ギャンブル(PG)から11月18日に配当を受領しました。
この銘柄の増配タイミングは5月支払い時となっており、今回も前回同様1株当たり1.0568ドルの支払いとなっています。
この銘柄を初めて購入したのが2009年、その後2010年、2011年と買い増しを行い現在に至ります。
現在までの配当の積み上がりは以下のとおりとなっており、総投資額88.4万円に対する配当受領総額は77.9万円、投資回収率は88%と投資額の8割を超えています。
直近の業績ですが、現地時間の10月24日に発表した2026年第1四半期決算(P&Gは6月決算です。)は前年同月比で増収(+3%)増益(+3%。― 調整後1株利益ベース)。
またアナリスト予想との比較では以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回りました。
そして注目の2026年の通期見通しですが、前回見通しの売上:1%~5%増、1株利益(潜在株式調整後):前期の6.51ドルに対し3%~9%増を維持しています。
尚見通しには、コモディティコスト上昇分(税引後)約1億ドルと、関税による(税引後)約4億ドルのコスト増加分が反映されていますが、関税についてはカナダが米国製品に対する報復関税の大半を撤廃したことからこれまでの予想影響額を半減しています。(但し、関税については今後も紆余曲折が予想されます。)
以上、通期見通しは維持したものの、厳しい消費者環境と地政学的環境の中、第1四半期は増収増益となった点は評価できます。
さらに最大7,000人の非製造部門の人員削減を目指す大規模なリストラ計画を発表、コストカットに抜かりはありません。
そして2025年(65億ドル)と比較し規模は縮小するものの今期は総額約50億ドルの自社株買いを実施する予定であり、第1四半期は12.5億ドルの自社株買いを実施、69年連続増配中と株主還元の鏡のようなこの銘柄ですが、株主還元重視の姿勢に変更はありません。
ということで、今後もこの銘柄と歩みを共にするつもりです。
(70年近い連続増配年数を誇るも、トータルリターン(10年)が市場平均を下回っている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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