配当

フィリップ モリスが3.8%増配のお知らせをリリース

たばこ銘柄のフィリップ モリス インターナショナル(PM)が現地時間の9月12日に配当のお知らせをリリースしました。

フィリップ モリスの増配タイミングは10月支払い時、ということでまさに今回が増配タイミング。

この銘柄の過去の年間増配率は以下のとおりとなっており、残念ながら昨年は1.8%増配とここ最近では最低の増配率となっています。

直近の業績ですが7月23日に発表した2024年第2四半期決算は前年同期比で5.6%の増収となりましたが、調整後1株利益は前年同期の1.60ドルに対して1.59ドルと0.6%減に終わっています。

但し2024年の調整後1株利益の通期予想は以下のとおり前回予想(6.19ドル~6.31ドル)を上方修正(6.33ドル~6.45ドル)しており、2023年実績(6.01ドル)に対して5.3%~7.3%の増益予想としています。

ということで、「昨年以上の増配率は間違いないだろう。あわよくば5%増配?」という期待を胸に確認した開示内容は以下のとおり。

・フィリップ・モリス・インターナショナル・インク(PM)の取締役会は、同社の四半期配当を3.8%増額し、1株当たり年間5.40ドルとした。

・新しい四半期配当は1株当たり1.30ドルから1.35ドルとなり、2024年9月26日現在の株主名簿上の株主に対し2024年10月10日に支払われる。権利落ち日は2024年9月26日。

うーん、微妙。

四半期配当ベースでの増配率は以下のとおりとなっており、今回昨年の2.4%から上昇したものの2019年以降は5%を下回る増配率が続いている状況。

2018年:6.5%

2019年:2.6%

2020年:2.6%

2021年:4.2%

2022年:1.6%

2023年:2.4%

2024年:3.8%

ただ、当方保有を継続します。

その理由ですが、「定期預金的銘柄」というこの銘柄の役割。

昨年の円ベースでの実質配当利回り(配当収入÷購入価額)が7.2%に達しているこの銘柄。

増配を継続してくれればよしとします。

(結局健康被害からは逃れられない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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