4月2日に飲料大手コカ・コーラ(KO)からの配当を受領しました。
コカ・コーラの増配タイミングは今回の支払い時、ということですでに2月20日に発表されたとおり前回の1株当たり0.485ドルから5.2%増配の0.51ドルの支払いとなっています。
直近の決算ですが、現地時間の2月11日に公表した2024年第4四半期決算は前年同期比で増収(+6%)、増益(調整後1株利益ベースで+12%)と好調。
そしてアナリスト予想(FactSet consensus)との比較では以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回っているばかりか、利益についてはこれで21四半期連続でアナリスト予想を上回ったことになります。

また今期2025年通期予想(NONーGAAPベース)は、以下のとおり売上(通貨変動や買収などの影響を差し引いた実質売上)は5%~6%増、調整後1株利益は2%~3%増としており、中央値で市場予想(2.4%増)を若干上回りました。

以上いいことづくめのこの銘柄ですがもちろん懸念事項がないわけではない。
コカ・コーラは現在移転価格税制に関しIRSと訴訟中となっているわけですが、IRSに60億ドルもの預託金(IRS税務訴訟預託金)を支払ったことで2024年の営業キャッシュフロー及びマージンが大幅に悪化。
さらに今回の調査対象年度以降の年度、すなわち2010年以降の年度分についても修正申告しなければならない可能性がある点、つまりさらなる巨額支払いが発生する可能性がある点はリスクとして認識しておく必要があります。
それでも今回の増配で63年もの長きに渡り連続増配を続け、1988年に初めて購入して以降バフェットが30年以上に渡り頑なに保有を継続しているこの銘柄。

その増配率は以前の低迷期から脱却、直近2年は5%を超えている。

もちろんトランプ関税発動でこの銘柄も無傷ではいられないわけですが、長期投資を旨とする当方、ブラックマンデーやITバブル崩壊、さらにはリーマンショックをくぐり抜け、63年もの長きに渡り連続増配を続けるこの銘柄と今後も歩みを共にするスタンスに何ら変わりはありません。
(トータルリターン(10年)が市場平均に劣後する銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。
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