早速ですが4月末現在の増配率一覧表を作成しました。
こちらは持株の2019年以降の増配率と配当宣言日、連続増配年数をまとめた表となっており、現在21銘柄を保有している当方ですが、4月で増配タイミングを迎えた銘柄は以下4銘柄。
・プロクター & ギャンブル
・サザン
・ジョンソン&ジョンソン
・IBM
残念ながらいずれの銘柄も前年に対して増配率を落としているわけですが、それぞれ事情が違う。
サザンは2016年以降四半期で2セント、年間8セントの増配を継続しており、今回も同額の配当。
その結果これまでどおり増配率の方は減少。
またIBMは2020年から四半期で1セント増配を続けており、今回もまた1セント増配を継続。
ただこの銘柄の場合、以前に比べ増配率は急減しており、もはや株主還元よりも成長を重視した政策へ完全に移行した。
との判断を下さざるを得ない。
一方これら2銘柄に対してプロクター & ギャンブルとジョンソン&ジョンソンは業績を反映した増配と言える。
それにしても両銘柄ともに60年を超える連続増配(P&Gは67年、ジョンソン&ジョンソンは61年)となっており、景気後退が現実味を帯びる中にあっても安心して保有できる銘柄、と言えるのではないでしょうか。
特にジョンソン&ジョンソンは毎期5%を超える増配を実施して来ているわけですが、消費者向け事業のスピンオフによって新会社ケンビュー(KVUE)が誕生した。
そして時期は不明であるものの、ジョンソン&ジョンソンは将来的にケンビュー株を株主に分配する予定であり、ジョンソン&ジョンソンホルダーは2銘柄を保有する可能性があるわけですが、この2社がこれまでどおりの増配を実施するとは限らない。
ということで、それぞれの会社の配当方針に関して注意が必要となります。
今さらですがインカムゲイン投資家の目指すところは配当の増加。
そして配当の増加をもたらすものは増配。
さらにその増加を加速させるものは増配率の増加。
インカムゲイン投資家にとって増配を継続してくれる上に前年の増配率を上回ってくれればこれ程嬉しいことはない。
もちろん高い増配率となった翌年にそれを上回ることは難しいし、その反対も言える。
ただこうやって表を作成してあれやこれや考えながら眺めていること自体が何より楽しいインカムゲイン投資家として、結果如何を問わず今後もこの作業を愚直に続けて行くつもりです。
そしてこの作業を続けることが銘柄選びのヒントになると信じています。
これ、同じインカムゲイン投資家ならきっとわかっていただけるかと。
(増配率のみを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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