4月15日に食品大手、消費者向けのスナック食品・飲料製品の製造・販売を行うモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)からの配当金が入金しました。
モンデリーズの場合、増配タイミングは10月の支払い時ということで、今回も前回同様1株当たり0.350ドルの配当となっています。
業績ですが直近の2021年第4四半期決算はアナリスト予想を下回ったものの、以下のとおり調整後1株利益は前年同期比で7.6%の増益となっています。
また、今期2022年の通期予想は以下のとおり前期比で売上は3%増、調整後1株利益は1桁台後半の成長を見込んでいます。
この銘柄の素晴らしさ・魅力は何と言っても10%を超える高い増配率を続けていること。
そしてその増配を無理なく行っていること。
それは以下営業キャッシュフローから設備投資、さらには配当支払を差し引いた配当支払後の残高(黄緑のグラフ)が2018年以降は減少傾向にあるとは言え十分な金額となっていることからもわかります。
モンデリーズと言うと「さて一体何の会社?」と思われる方が多いわけですが、クラフト・フーズの北米食品部門を2012年にスピンオフした上、グローバル部門の商号変更により誕生した会社であり、本家(?)である国内向けを担うクラフト・フーズはその後ハインツと合併したものの業績不振で大減配を実施。
バフェット(バークシャー・ハザウェイ)は頑なに保有を続けているものの、その後もパッとしない状況。
しかしモンデリーズは違う。
それは前述のとおりその業績を見れば明らか。
ということでたとえ日の目を見ることはなくとも、この銘柄を売却する必要はないと考えています。
(実力は十分あるも注目度ゼロの銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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はじめまして。いきなり質問というかアドバイス頂きたいです。買い増しルールはありますか?
私もインカム投資中なのですが、過去の体験から含み損恐怖に陥っておりなかなか買い増しに踏み切れずにいます。
長期投資なので気にせず定期的に買い増しすれば良いのですが、買い増しによる平均単価アップで、含み益が含み損になることが多々あり迷いが生じます。これは機械的に買い増して、利確ではなく配当維持をすべきでしょうか?
アクセラさん
コメントありがとうございます。
確かに買い増しって特に平均単価がアップする場合躊躇しますよね。
もしアクセラさんの現在の保有銘柄数が例えば10銘柄以下と少ないのであれば、他銘柄を新規購入する手はあります。
ただ個別銘柄長期投資の王道は、その時点で割安と思う優良銘柄を購入することです。
当方もインカムゲイン長期投資家ですが、自身が将来も増配が期待できると判断した割安銘柄を、平均単価アップを気にすることなく購入してきました。
また、含み損(株価)よりも増配率に目を向けるべき、と考えています。
もちろんその結果失敗もありましたが、それは自身の銘柄選定眼力がなかったと反省し、次回の投資に生かせばよいと考えています。
以上、あまり参考にならなかったかもしれませんが、回答まで。