1月15日に食品大手、消費者向けのスナック食品・飲料製品の製造・販売を行うモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)からの配当金が入金しました。(尚、この銘柄の日本語での名称ですが、モンデレズ(YAHOOファイナンス)やモンダリーズ(SBI証券)としている会社もありますが、当方は日経新聞やGoogleに準じています。)
企業概要
モンデレズ(モンデリーズ)・インターナショナルは食品・飲料メーカー。スナック、飲料、チーズ・調理済み食品を扱う。主要製品は「オレオ」・「ナビスコ」クッキー、「LU」ビスケット、「ミルカ」チョコレート、「トライデント」ガム、「タング」粉末ドリンクなど。製品は165カ国で販売される。
(YAHOOファイナンス)
モンデリーズの場合、増配タイミングは前回10月の支払い時ということで、今回も前回同様1株当たり0.425ドルとなっています。
直近の業績ですが11月1日にリリースした2023年第3四半期決算は前年同期比で売上(+16.3%)、そして特殊要因を除いた調整後1株利益(+13.9%)ともに10%以上増と好調。
そして以下のとおり売上、調整後1株利益ともにアナリスト予想を上回っています。
また、今期2023年の通期予想ですが、調整後売上は前回予想の12%以上の増収から14%~15%の増収、そして調整後1株利益は12%以上の増益から約16%の増益へとそれぞれ上方修正しています。
この銘柄を初めて購入したのが2010年。
この銘柄は元をだどればクラフトフーズがスピンオフによってクラフトフーズ・グループ(その後現在のクラフト・ハインツ(KHC))とモンデリーズ・インターナショナルに分かれた、という経緯があるわけで購入したのはモンデリーズではなくクラフトフーズ。
そしてクラフト・ハインツの方は残念ながら業績悪化から2018年の決算で36%もの大減配を発表したため売却を余儀なくされましたが、増配を続けるモンデリーズは愚直に保有を続けて来ました。
その結果クラフトフーズの時代を含む過去の配当の積み上がりは以下のとおりとなっており、総投資額49.5万円に対する総配当受領額は33.7万円。
現時点の投資回収率は68%に達しています。
保有銘柄がスピンオフを行って分離された企業も上場した場合、両社の保有を継続するかどうかは判断が非常に難しい、ということを身をもって経験することになったこの銘柄ですが、上記業績はもちろんのこと、2015年以降当たり前のように2ケタ増配を続け、わずか8年で2.5倍を超える配当をもたらしてくれた優良銘柄を売却する必要は全くないと考えています。
(実力は十二分にあるも日本人投資家の注目度がほぼゼロの銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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