12月13日に11月に購入したばかりのスリーエム(MMM)からの初めての配当を受領しました。
スリーエムの場合増配タイミングは次回3月支払い時、ということで今回も前回同様1株当たり1.49ドルとなっています。
スリーエムと言えば代表的な配当貴族銘柄、それも半世紀をはるかに超える64年もの長きに渡り増配を続けている配当キングとも言える銘柄。
しかし以下のとおりここ最近の増配率はさえません。
もちろんその理由は業績の停滞。
以下のとおり真の稼ぐ力を表す営業キャッシュフローマージンはある意味ほぼ横ばい状態。
もちろん製造業にあって20%を超えるマージンは決して悪い数字ではない。
にもかかわらず株価は低迷を続けている。
その根本的な理由はかつてはこの企業の強みであった事業の多角化が、現在は反対に重荷となっているから。
つまりいわゆる「コングロマリット・ディスカウント」として市場の評価(株価)の引き下げにつながっているから。
ただ会社とて決して手をこまねいているわけではない。
それが証拠に今期食品安全用品事業のスピンオフを実施。
続いて7月26日には売上の4分の1近くを占めるマスクなどフィルター製品のほか、救急ばんそうこうや手術用品などの創傷ケア、歯科・口腔(こうこう)用品を扱うヘルスケア事業のスピンオフを発表した。
それもこれも企業価値を高めるため収益力の高い分野に経営資源を集中するためであり十分理解できる。
だからこそ敢えてこの銘柄の購入を決めたわけですが、案の定(?)購入後は含み損状態。
果たしてこれらの施策が実を結んで長きに渡る低迷から脱却できるのか。
ホルダーとして長い目で見守って行きたいと考えています。
(連続増配年数のみを妄信しての購入にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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