7月12日にたばこ銘柄のアルトリア(MO)からの配当金が入金しました。
アルトリアの増配タイミングは次回10月支払い時ということで、今回も前回同様1株当たり0.86ドルとなっています。
この銘柄を初めて購入したのが2008年、その後2011年、12年、18年、さらには今年2021年にはJT売却資金での買い増しと4度の買い増しと数多く買い増しを実施してきていますが、今回の配当分を含む過去の積み上がりは以下のとおりとなっており、総投資額402万円に対する総配当受領額は253万円。
現時点の投資回収率は63%にまで達しています。
ちなみに今年の年間配当受領予定額(10月は増配ゼロで見た場合)は約39万円を予想しています。
総投資額が402万円ですから、その配当利回りは手取りベースでなんと9.7%に達することになります。
これぞインカムゲイン投資の醍醐味。
むろん高配当の裏には人気のなさ、つまり将来性のなさがあることは承知の上。
承知の上で追加投資を続けて来た。
そして以下のとおりこの銘柄は新型コロナの影響を受けた2020年以外は毎年5%をはるかに超える増配を続けて来た。
その結果の実質配当利回り10%の達成。
って言うと、
「いやいやいや、それはそうかもしれないけど株価の上昇に目を転ずれば、市場平均を大きく下回っているわけでしょ。つまりいくら増配を続けたって結局トータルリターンでは市場平均に負けている。その事実に目を背けて喜んだって、それって所詮ぬか喜びじゃないの?」
って言う鋭い突込みが入りそう。
確かにそのとおり。
それは認めます。(素直)
但し以前から申し上げているとおり、当方はインカムゲイン投資に対して定期預金的役割を期待している。
たとえ株価は上昇しなくとも、というか横ばいでOK。毎年の配当が着実に増えてくれれば十分。
その結果高い実質配当利回りを享受できれば本望。
その意味で当方にとってアルトリアは、インカムゲイン銘柄の優等生と言えるでしょう。
もちろん株式投資は元本が保証された投資商品ではない、それどころかボラティリティが極めて高い。
ではそんな株式になぜ定期預金的役割が期待できるのか?
それを可能とするのが決算、決算書の存在。
3ヶ月に一度開示してくれる決算でしっかりと業績を把握する。
とりわけ真の稼ぐ力を表す営業キャッシュフローとそのマージンを何より重視する。
これらを確認することで、投資銘柄に対し定期預金的役割、つまり将来の増配が期待できるかを判断する。
カギを握るのは決算。
ボラティリティの高い株式投資を定期預金たらしめる必需品。
それが四半期決算の確認。
だと信じています。
昨日の記事も合わせてどうぞ。
(掟破りの定期預金的役割を期待しての株式投資の実施にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)