10月12日にたばこ銘柄のアルトリア(MO)からの配当金が入金しました。
アルトリアの増配タイミングは通常今回10月支払い時ということで、すでに発表のとおり前回の1株当たり0.90ドルから4.4%増配の0.94ドルの配当支払となっています。
この銘柄を初めて購入したのが2008年、その後2011年、12年、18年、さらには2021年にはJT売却資金での買い増しと4度の買い増しと数多く買い増しを実施してきていますが、今回の配当分を含む過去の積み上がりは以下のとおりとなっており、総投資額402万円に対する総配当受領額は316.7万円。
現時点の投資回収率は79%にまで達しています。
まさにインカムゲイン銘柄の超優等生。
そのアルトリアの直近第2四半期決算ですが、以下のとおり売上はアナリスト予想を下回ったものの、調整後1株利益は予想を上回る結果となっています。
そして今期2022年通期予想は、調整後1株利益で4.79ドルから4.93ドルと前回予想を据え置いたものの前期比で見れば+4%~+7%の増益予想。
しかしこの銘柄は現在逆風の真っただ中。
その理由はフィリップ・モリス(PM)がスウェーデンの無煙たばこ大手、スウェディッシュ・マッチに買収提案したこと。
スウェディッシュ・マッチはメインの無煙たばこの他にタバコ葉を含まないかぎたばこの販売も行っており、これが米国等でも急成長している。
買収によってフィリップ・モリスは、既存の販売網を手に入れることができることになり、米国での販売を強化することになる。
つまり現在アルトリアのメイン市場である米国で競合することになる。
そして成長が期待できる加熱式たばこについてもその販売は来年以降の予定。
たばこ銘柄の配当利回りの高さは今さら言うまでもないのですが、それにしても現在の8%を超える配当利回りは個人的にはいくらなんでも売られ過ぎでは?
と考えています。
利回りが高いということは人気がないということ。
赤字企業ならいざ知らず、今期も増益予想を出している銘柄がこれだけ高利回りということは、
ある意味人々が見放した銘柄ということ。
しかし当方、この銘柄の保有を続けるつもりです。
その理由は増益予想はもちろんのこと、
たとえどんな経済状況、市場状況にあってもこの銘柄が過去53年間でなんと57回の増配を実施してきた。
という事実にあることは言うまでもありません。
(いずれにせよ健康被害を避けて通れない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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いつも楽しく拝読しております。
昨日、アルトリアグループからニュースリリースがありました。
内容は、加熱式たばこIQOSの米国内独占販売権をフィリップモリスインターナショナルに27億ドルで譲渡するというものです。
期待の加熱式たばこも手放したとなると、アルトリアグループの株をこのまま持っていて良いものなのか?
とても悩ましい感じです。
そこで、なおびと様にご意見をいただけますと幸いです。
大変恐れ入ります。
よろしくお願い申し上げます。
チキチキさん
こんばんば。
アルトリアグループに関するご質問の件ですが、明日(10/22)アップの予定のフィリップ・モリス・インターナショナルの第3四半期決算の記事で本件触れておりますので、明日ご一読いただければと思います。
なおびと様
早速ご返信くださり有り難うございます。
では、明日のブログで勉強させていただきます。