現地時間の6月17日、バイオ医薬品企業のアッヴィ(ABBV)が配当のお知らせをリリースしました。
アッヴィと言ってもいまだに知らない方が多いと思いますので、以下念のため。
企業概要
アッヴィは米国の研究開発型バイオ医薬品企業。
主にC型肝炎、神経学、免疫学、腫瘍学、慢性腎疾患および女性の疾患などの分野における医薬品の開発に取り組む。
アボット・ラボラトリーズの研究開発医薬品部門の分離独立に伴い2013年度に設立。
主力製品はリウマチ性関節炎や乾癬治療薬「ヒュミラ」など。本社はイリノイ州ノース・シカゴ。
(YAHOOファイナンスより)
今回のリリース内容ですが、7月15日時点の株主に対し8月14日に1株当たり1.18ドルを支払う、というもの。
この銘柄の増配タイミングは2月の支払い時、ということで今回も配当金額に変更はありません。
この銘柄のすごいところは稼ぐ力を表す営業キャッシュフローマージン。
そして、増配率。
2013年にアボットラボラトリーズ(ABT)の分社化により誕生後、これまで累計で195%もの増配を実施しているのです。
但し、今期はアッヴィにとって大きな変革の年。
なぜなら製薬大手アラガンの巨額買収(630億ドル)がいよいよ今期第1四半期末に完了しこれまでとは違う会社に生まれ変わるから。
「さすがに今までどおりには行かないのでは?」
とそんな心配がないわけではありません。
しかし、5月1日の第1四半期決算発表時、新型コロナウィルスの感染拡大の影響から多くの企業が今期の通期予想を撤回する中でアッヴィは以下のとおり2020年通期予想の据え置きを発表した。
予想はあくまで予想、と言ってしまえばそれまでですが、ホルダーとして新生アッヴィの業績を期待を持って注目したいと思います。
(一見順風満帆に見える銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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