モンデリーズ　インターナショナルが6.4％増配発表で十二分に満足の理由

現地時間の7月29日に食品大手、モンデリーズ・インターナショナル（MDLZ）が第2四半期決算発表において増配を発表しました。

そのリリース内容ですが、9月30日時点の株主に対し、10月14日に1株当たり0.50ドルの配当を支払う、というもの。

これまでの配当が0.47ドルでしたから、6.4％の増配ということになります。

これまで二ケタ増配を継続してきたこの銘柄ですが、残念ながら今回は大幅に増配率を落としたことになります。

ただ当方、今回の増配には十分、いや十二分に満足しています。

その理由は業績。

同日に発表された第2四半期決算は前年同期比で増収（+7.7％）となったものの、特殊要因を除く調整後1株利益は前年同期の0.83ドルに対し0.73ドルと12％減。

また通期見通しも前回予想見通しを維持したとは言え、冷静に見れば調整後1株利益は前期比で10％減の見通しとなっているばかりか、この見通しには関税変更による影響を反映していない。

もちろん減益の一番の理由はここ最近は下落傾向にあるものの、前例のないカカオ価格の高騰でありこの先の見通しは極めて不透明。

そんな厳しい状況の中でも今回5%を超える増配を発表してくれた。

あらためてこの銘柄の株主還元に対する強いコミットメントを再確認することができました。

ということで、インカムゲイン投資として感謝感謝です。

（相場は下落傾向にあるものの、冷静に見れば依然として前例のないカカオ価格に見舞われている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。）

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