配当

ペプシコが配当のお知らせをリリース 稼ぐ力で劣る銘柄を保有し続けている理由

飲料、スナック大手のペプシコ(PEP)が現地時間の2月4日に配当のお知らせをリリースしました。

その内容は以下のとおり。

ペプシコの取締役会は本日普通株式1株当たり1.0225ドルの四半期配当を発表しました。

これは前年同期と比較して7%の増配です。

本日の発表は、2020年6月の支払いから始まった以前に発表された年間配当の1株当たり3.82ドルから4.09ドルへの増配と一致しています。

この配当は、2021年3月31日に、2021年3月5日の営業終了時に登録されている株主に支払われます。

ペプシコは1965年以来、四半期ベースで連続の現金配当を支払い、2020年は同社の48年連続の増配となりました。

ペプシコのライバルと言えば言わずもがなのコカ・コーラ(KO)。

連続増配年数58年のコカ・コーラには及ばないものの、ペプシコとて50年に迫る連続増配を継続している。

ただ稼ぐ力を表す営業キャッシュフローマージンはコカ・コーラに圧倒されている。

それでもペプシコはより株主の利益を優先した配当を続けて来た。

その結果がここ最近の常にコカ・コーラを上回る高い増配率となって表れている。

しかしそれでいて財務の安定性を示す有利子負債営業キャッシュフロー倍率も軍配はペプシコ。

有利子負債営業キャッシュフロー倍率とは、簡単に言えば今ある借金を毎年の稼ぐ力で何年で返済できるか?という数字(年数)であり、数字が少なければ少ないほど返済能力が高い、つまり財務的に安定しているということになります。

<計算式>

有利子負債営業キャッシュフロー倍率=有利子負債÷営業キャッシュフロー

そしてコロナ下の2020年にあって業績は堅調。

10月1日に発表された第3四半期決算では巣ごもり消費の恩恵でスナック等が伸びたことから売上、利益ともにアナリスト予想を上回っています。

米国でもワクチン接種が本格化しているとは言え、いまだ新型コロナ感染収束には程遠い状況下、果たして好調を維持しているのか?

現地時間11日発表予定の第4四半期決算の内容に注目しているところです。

(巣ごもり恩恵銘柄への現時点での投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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