配当

エクソン・モービルが42年連続増配、4.2%増配を発表

エネルギー大手のエクソン・モービル(XOM)が現地時間の11月1日の第3四半期決算発表において以下のとおり配当に関するリリースを行いました。

エクソン・モービルの2024年第3四半期決算 事前見通しのほぼ中央値 = ホールドエネルギー大手のエクソン・モービル(XOM)が現地時間の11月1日に2024年第3四半期決算を発表しました。 エクソンと言えばすで...

・次回第4四半期の配当は(前配当の1株当たり0.95ドルに対し)4.2%増の0.99ドル。

・配当は2024年11月4日の営業終了時点を基準日として、普通株式の株主に対し、2024年12月10日に支払われる予定。

・エクソン・モービルは42年連続で増配しており、これはS&P500構成企業の4%未満にしかなしえていない。

昨年が4.4%増配でしたから昨年を若干下回る数字となりました。

ただ今回の数字は十分想定内であり納得しています。

なぜなら第3四半期時点とは言え、業績(1株利益)は前年同期の6.98ドルに対し6.12ドルと大きく(-12.3%)下回っているから。

にもかかわらず、今回昨年の4.4%増配に対し4.2%増配と約5%減にとどめた。

とも言える。

さらにこじつかもしれませんが、第3四半期時点のフリーキャッシュフローは前年同期の260億ドルに対し約3%減の253億ドルとなっておりその数字に近いと言えなくもない。

何はともあれ今回の増配でS&P500構成企業の4%未満にしかなしえていない42年連続増配を達成したこの銘柄。

とここで思い出されるのが新型コロナ感染拡大下での配当。

この銘柄は原油価格暴落により巨額の赤字に転落した2020年、配当を維持、決して減配はしなかった。

一方で巨額の利益を計上しても決して大幅な増配を実施しない。

つまり過去はともかくこの銘柄の現在の配当政策は”何より安定配当”、ということ。

そう考えるとさらに合点がいく。(って今さら気づくな、という話もあるが、、、(汗))

ちなみに当方の場合購入金額ベースでの配当利回りは7.2%。

増配を続けてくれるだけで十分、としなければバチが当たるかもしれません。

(連続増配のみを重視しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. ウィニングチケット より:

    おはようございます。
    あのコロナ禍でバク損モービルと揶揄された
    あのエクソンモービルは未だに増配を維持して
    いるんですね。てっきり配当貴族から脱落した
    ものと思っていましたが、凄いですナァ。

    • naobito より:

      ウィニングチケットさん
      おはようございます。
      爆損時でも増配継続。
      インカムゲイン投資家にとってこれほど心強い銘柄はありません。
      老後の必需品といえましょう。(笑)

  2. saru より:

    初めて登場させていただきます。
    以前よりよく投稿を読ませていただき、また、参考にさせて頂いておりました。毎日投稿を楽しみししております。
    今回、エクソンモービルのことが取り上げられていましたので、少し反応させていただきます。
    エクソンはコロナの時に原油価格が引き取り価格と逆転し、株価が30ドルまで下がり、大幅減益、減配になるのではということを思い出しました。苦しくても減配せず(他の石油会社は減配ありだったと思いますが・・・)、当時の社長が自社株を大量に購入して自社の安全性、健全性をアピールされていたと記憶しております。当時の最安値より少し高い価格で買って、現在もホールドしており、持ち株も若干ピークから下がりましたが、株価3倍強となっております。これからもエクソンのホールド継続をしていきたいと考えております。
    これからも有益な情報を引き続きお願いします。

    • naobito より:

      saruさん
      こんばんは。
      コメントありがとうございます。
      それにしても株価3倍強とは素晴らしい。
      まさに人々が恐怖におののいている中、勇気をもって買われた英断の結果かと思います。
      今後ともご愛顧よろしくお願いします。

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