6月3日に全米に2,000以上の店舗を展開するアメリカ最大のディスカウントストアチェーンのターゲット(TGT)から初めての配当を受領しました。
ターゲット(Target Corp)は、店舗やデジタルチャネルを通じて顧客に商品を販売する総合小売業者である。
【事業内容】
ほぼ2000の店舗とTarget.comで顧客にサービスを提供する。
それは、ゲストと呼ばれる顧客に、日常の必需品とファッショナブルで差別化された商品を割引価格で提供する。
店舗の大部分は雑貨や食品の幅広い品揃えを提供する。
その商品カテゴリーには、アパレルとアクセサリー、美容と家庭用品、食品と飲料、硬貨、家庭用家具と装飾が含まれる。
170000平方フィートより大きい店のほとんどは、伝統的なスーパーマーケットに匹敵する様々な雑貨及び食糧項目のフルラインを提供する。
デジタルチャネルでは、店舗内に出店する商品を含む幅広い商品や食品の品揃えに加え、及び第三者が販売する補完品揃えも行う。
そのブランドには、「A New Day」、「Ava&viv」、「Cloud Island」、「Favorite Day」などがある。
(SBI証券より)
今回の配当は1株当たり1.12ドルとなっていますが、5月21日発表の直近2026年第1四半期決算(ターゲットの決算期は1月となっています。)は前年同期比で減収(2.8%減)、減益(調整後1株利益:35.9%減)。

そして今期2026年1月期の通期見通しは、以下のとおり前回見通しの既存店売上高:1%前後の成長、1株利益及び調整後1株利益:8.80ドル~9.80ドルに対し、既存店売上高:1桁台前半の減少、1株利益:8.00ドル~10.00ドル、調整後1株利益:7.00ドル~9.00ドルに下方修正しています。

ターゲットと言えば配当貴族銘柄、というか連続増配年数が53年と50年を超える配当王銘柄のわけですが、注目の(これまでであれば増配タイミングでの)配当のお知らせが間もなくリリースされる予定となっています。
CEOが認める通り、関税の潜在的な影響に関する不確実性や商品ボイコット等で「非常に厳しい環境」に直面し、来店客数と売上高の両方が減少しているこの銘柄、現在の状況を考えれば減配してもおかしくないわけですが、冷静に見れば仮に配当を維持した場合での予想1株利益(中央値)ベースの配当性向は50%であることから、少なくとも現在の配当を維持してくれるのでは?
と楽観的に考えていますが、果たしてどうなりますか。
いずれにしても大注目です。
(連続増配年数のみを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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