バイオ医薬品銘柄のアムジェン(AMGN)が現地時間の10月31日に第3四半期決算を発表しました。
概要は以下のとおり。
売上は前年同期比で販売価格が3%減少したものの数量が11%増と大きく伸びたことから総売上(上記売上収益)が4%、製品売上が5%の増収。
製品別で見ると白血病治療薬のBLINCYTO(ブリナツモマブ)、骨粗鬆症治療薬のEVENITY(ロモソズマブ-aqqg)等が大きく伸びています。
また利益の方ですが、会計基準ベースの1株利益は一部製品の開発中止を決定したことに伴う減損費用計上等により前年同期の3.98ドルに対して3.22ドルと19%の減益。
一方特殊要因を除いた調整後1株利益は主に売上増加により4.70ドルから4.96ドルと6%の増益となっています。
そしてアナリスト予想との比較では以下のとおり売上は若干下回ったものの調整後1株利益は予想を上回る結果となっています。
最後に2023年の通期予想ですが、以下のとおり売上は前回予想の266億ドル~274億ドルから280億ドル~284億ドルへと上方修正、また調整後1株利益は17.80ドル~18.80ドルから18.20ドル~18.80ドルへと下限値を上方修正しています。
以上、売上は予想を若干下回ったもののまずまずの決算と言えるでしょう。
尚、発表当日の株価は肥満症治療薬の開発が予想より遅れていることから下落しましたが当方それほど気にしていません。
ということで売上〇△、利益〇、通期予想〇 = ホールド
です。
(巨額買収が完了したばかりの銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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