バイオ医薬品銘柄のギリアド・サイエンシズ(GILD)が現地時間の8月7日に2025年第2四半期決算を発表しました。
概要は以下のとおり。
売上は前年同期比で2%増。
売上の明細は以下のとおり。
新型コロナ治療薬のVeklury(レムデシビル)が前年同期比で43%減、C型肝炎治療薬が同28%減と第1四半期に続き大幅に減少したものの、主力のHIV(エイズ治療薬)が7%増加したこと等により、製品売上は前年同期比で2%の増収。
また会社が期待を寄せるTrodelvy(乳がん等治療薬)は14%増となっています。
次に利益の方ですが、1株利益(潜在株式調整後)は主に有価証券評価益が増加したこと及び製品売上の増加により前年同期の1.29ドルに対し1.56ドルと21%増。
そして特殊要因を除く調整後1株利益は、製品売上は増加したものの研究開発費の増加によって2.01ドルと前年同期と同額となっています。
次にアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上、調整後1株利益共に予想を上回っています。
最後に注目の今期2025年の通期見通しですが、以下のとおり売上、利益共に前回予想を上方修正しています。
尚、新薬開発関係で注目のHIV(エイズ)感染症の治療(予防)薬、レナカパビルですが、
・米国食品医薬品局(FDA)により承認され、米国で入手可能な初めてかつ唯一の年2回投与のエイズ治療(予防)薬となったこと。
・欧州医薬品庁(EMA)から、迅速審査のもと、レナカパビルをエイズ感染リスクの高い成人、及び青年における性行為によるエイズ感染リスクを低減するための予防的前治療として使用することを推奨する肯定的な見解を受領したこと。
は朗報でしょう。
ということで、
売上〇、利益△〇、通期見通し〇 = 保有継続
です。
(相変わらずHIV(エイズ)治療薬におんぶにだっこ状態の銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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