決算発表

オリックスの第2四半期決算 減収減益もホールドを決めた理由は自己株取得の発表!

各種金融サービスを提供するオリックス(8591)が11月2日に第2四半期決算を発表しました。

今回の注目は配当もさることながら第1四半期決算時、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に伴う世界的な経済減速に伴い、業績の見通しが困難な状況。」とのことで、開示しなかった通期予想を開示するのか?

概要は以下のとおり。

まず売上にあたる営業収益は、生命保険料収入および運用益や商品および不動産売上高が増加したものの、サービス収入や有価証券売却・評価損益および受取配当金、オペレーティング・リース収益が減少したため、前年同期比で4.5%の減収。

また利益の方ですが、持分法投資損益の減少等により当期利益は41%の減益に終わっています。

尚、前回未定としていた2021年3月期の通期予想ですが、

「依然として新型コロナウイルス感染症の収束時期は不透明なものの、最悪期は脱したが一定の影響は残るという前提で、」以下のとおり開示しています。

うーむ、非常に厳しい内容、、、となると配当は?

「配当性向 50%もしくは 1 株当たり通期配当金 76 円のいずれか高い方を採用し、通期配当予想を決定することにしました。」

ということで、中間配当は予想の35円に対して決定額35円と変更なし。

そして前回未定としていた期末配当予想の方は、前期と同額の41円を発表。

結果的に年間配当は76円となり前期と同額。

実はさらにうれしいお知らせが。

それが同日発表した以下自己株式取得のお知らせ。(一部抜粋)

(2)取得する株式の総数 5,000 万株を上限とする (発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合約 4.0%)

(3)株式の取得額の総額 442 億円を上限とする

(4)取得期間 2020 年 11 月 9 日~2021 年 3 月 31 日

オリックスと言えば忘れもしない昨年の同時期にも自己株取得を発表。

この時の取得上限は7000万株、金額で1000億円だったわけですが、実際取得したのは約3400万株でした。

そして取得期間開始日前日の終値1706.5円に対し、最終日5月8日の終値が1248円と自己株を取得し続けた、つまり買い支えし続けたにもかかわらず結果的には27%もの大暴落となってしまったことを昨日のことのように覚えています。

オリックスが「自己株式の取得終了に関するお知らせ」をリリース、「うーん、これぞオリックス。」と妙に納得した理由オリックス(8591)の自己株式の取得状況についてはこれまで毎月報告して来ましたが(覚えてないか、、、)、ついに5月11日、「自己株式の...

ただ自己株取得によって配当支払対象となる株数が減少することは紛れもない事実。

そして前回は運悪くコロナ発生&大流行の期間にぶち当たってしまった、ということで「今度こそ。」と期待を寄せる中年投資家なのでした。

(自己株を取得するも株価が一向に上昇しない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. ウィニングチケット より:

    2014年ハートフォード生命保険を買収、業務ソフトウェアの弥生を買収。2016年関西国際空港・大阪国際空港の運営会社を設立。2018年米ローン・アセットマネジメントのNXT Capital社を買収(1000億円超)。2019年マンション分譲の大京を完全子会社化。

    拡大、多角化を進めており、コロナ渦でも
    今期は1,900億の純利見込み。
    今期が底で来期は、3,000億純利へ(*˘︶˘*).
    自社株買いも毎年行い
    割安過ぎる株価対策。
    優待も手厚く個人株主も大事にしてくれる。

    そんなオリックスは
    我が家の投資の大黒柱
    やる気マックス
    オリックス(株価低迷中につき絶賛含み損中ですが(~ ̄³ ̄)~)
    期待しております

    • naobito より:

      ウィニングチケットさん
      こんばんは。
      おおー、オリックス、大黒柱だったのですね。
      おっしゃるとおり業績は底堅いし、自己株買いを含め株主還元は厚い、にもかかわらず一向に株価は上がらない。
      誠に不思議な銘柄、ただ、いつか爆発してくれるのでは?
      そんな期待を抱かせてくれる銘柄でもあります。

  2. にゃお より:

    無配とかにでもならない限り、どんな決算でも結論はホールドでしょ?
    ホールドする理由を後付けしてるだけにしか見えない。

  3. ウィニングチケット より:

    おはようございます。

    大黒柱は、もう一匹いまして
    KDDIさまです。こちらは孝行息子で
    絶賛含み益で、なおかつ
    菅ショックでボーナス全額ぶっこみ&お小遣い前借りして
    突っ込んだのでこれからの成長が楽しみです(ʃƪ^3^)

    こちらは、
    トヨタとの協業強化
    増益増配
    5G成長拡大へのさらなる投
    と将来の成長、、、増益増配がしっかり見えているので
    これからもまだまだ買い増ししていく所存です。

    優秀だがなかなか世間さまに評価されない
    永遠の割安株である
    オリックスの方は正直言うと、買い過ぎ(苦笑)ているので
    株価見直されたら持ち分半分以下に減らして
    他に振り向けたいと考えております(~ ̄³ ̄)~

    • naobito より:

      ウィニングチケットさん
      おはようございます。
      KDDIは利回りもいいし孝行息子ですよね。ただ菅さんの攻撃に耐えられるか、がライバルを含めポイントかと。
      オリックスは自社株買い開始で一時的でもいいから上がると良いですね。(当方は100株なので売れませんが。)

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