決算発表

ダーデン レストランツ(DRI)の2023年第4四半期決算 売上〇△、利益〇、営業キャッシュフローマージン〇、通期予想〇でホールド

米国を中心にレストラン・チェーンを展開するダーデン レストランツ(DRI)が現地時間の6月22日に2023年第4四半期決算を発表しました。(尚、ダーデン レストランツの決算期は5月となっています。)

企業概要

ダーデン・レストランツは米国のレストラン・チェーン運営企業。

米国とカナダで約1,500店舗を展開する。

直営レストラン名はイタリア料理「オリーブ・ガーデン」、ステーキハウス「ロングホーン」、高級レストラン「キャピタル・グリル」や「シーズンズ52」、その他「ヤード・ハウス」、「バハマ・ブリーズ」など。

本社所在地はフロリダ州オーランド。

(YAHOOファイナンス)

その概要は以下のとおり。

まず売上ですが、前年同期比で6%の増収。

これをセグメント別に見ると以下のとおりメインのイタリア料理「オリーブ・ガーデン(Olive Garden)」、ステーキハウス「ロングホーン(LongHorn Steakhouse)」は増収となったもののファインダイニング(Fine Dining)セグメントはほぼ横ばいに終わっています。

続いて利益ですが、1株利益(潜在株式調整後)は前年同期の2.24ドルに対して2.58ドルと15%の増益、そしてアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上は予想値とほぼ一致、また1株利益は予想を上回っています。

また真の稼ぐ力を表す営業キャッシュフローマージン(累計値)は以下のとおり14.8%と前期の13.1%に対して1.7%の増加となりました。

最後に注目の2024年の通期予想(買収したステーキハウスチェーンRuth’s Chrisを含む数字)は以下のとおり。

売上は115億ドル~116億ドル、また調整後1株利益(潜在株式調整後)は8.55ドル~8.85ドル。

ちなみにアナリスト予想は売上は115.9億ドルとほぼ上限値、また調整後1株利益は8.71ドルとレンジ内となっています。

また自社株買いですが、第4四半期末現在、10億ドルの自社株購入枠のうち約6億5,200万ドルを残しています。

以上、第3四半期に対して売上の減速はやや気になるところですが、原材料費、光熱費、人件費上昇の中、増益を確保したことで一安心しているところです。

ということで、売上〇△、利益〇、営業キャッシュフローマージン〇、通期予想〇でホールド

とします。

(たとえどんな理由があろうとも、2020年に大減配を実施した銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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