今さらですが、インカムゲイン投資の宿命、それは一般的にトータルリターンが市場平均に劣ること。
トータルリターンとは
トータルリターン(Total Return)とは、一定期間内に投資商品への投資から得られる総合収益を指します。
これにはキャピタルゲイン(譲渡益)だけでなく、再投資された分配金(インカムゲイン)などが含まれます。
こうした利益の合計額を投資コスト(購入価格)で割ってパーセンテージで表すことが多く、総収益率ともいいます。
トータルリターンは、投資信託の運用成績を表す際に用いられます。
分配金を全て再投資したと仮定し、ある一定期間の分配金込みの基準価額の騰落率を年率で表します。
(SMBC日興証券HPより)
トータルリターンとはごくごく大雑把に言えば株価上昇と配当の合計。
これ、配当銘柄がその利益の多くを将来の成長のための投資ではなく配当へ振り向けていることを考えればある意味当たり前の話。
このこと(宿命)を分かった上でインカムゲイン投資を長年に渡って続けている当方ですが、ちなみに今から1年前の2025年7月に保有する米国株のトータルリターンを確認してみた結果がこちら。
こちらは保有する23銘柄の「トータリターン(10年)」と「結果」を表した表となりますが、結果の〇✕は市場平均(バンガード S&P 500 ETF(VOO))のトータルリターン12.98%を上回った場合は〇、下回った場合は✕で表しています。
VOOとは
世界最大級の資産運用会社バンガード社が提供している米国ETFで、米国の主要株価指数S&P500に連動する投資成果を目指す商品。
御覧のとおり市場平均を上回っている銘柄はわずか4銘柄。
4勝19敗と予想どおりの結果となっていました。
そしてあれから1年が経ち、今回現時点でどうなっているかを調べてみることにしました。
その結果がこちら。
御覧のとおり、その後石油・ガス開発で産出された原油、天然ガス等の集積、処理、貯蔵、輸送を行うヘス・ミッドストリーム(HESM)と給与計算・人事アウトソーシングの世界最大手で、企業の人事・労務まわりを丸ごと支えるサービスを提供するオートマチック データ プロセシング(ADP)を購入したわけですが、ヘスは10年データがないにせよ1年前は市場平均を上回っていた3銘柄(CMEグループ、ダーデン レストランツ、マクドナルド)を含め市場平均(〇%)を下回った銘柄が24、上回った銘柄はなんとアッヴィのみという悲惨な結果となっています。
1年経ったくらいで状況が変わる可能性は非常に少ないと考えていたのですが、まさかアッヴィのみとは、、、(脇汗)
これはある意味いかに当方に銘柄選択眼がないかという証左とも言える。(脂汗)
ここで注目したいのは、当方が毎月集計・開示している「次は何を買おうかリスト(米国配当貴族銘柄編)」。
こちらの直近2026年6月30日時点のリストでは、以下のとおり市場平均を上回っている銘柄が9銘柄存在している。
但し、アッヴィを除き、配当利回りが2%を超えている銘柄はない。
理想の、というか合理的なインカムゲイン投資とは、
市場平均を上回るトータルリターンをもたらす増配銘柄に投資すること。
たとえ購入時の配当利回りが低くともトータルリターンが市場平均を上回る優良配当銘柄に投資すること。それも長期に渡って。
長期投資することで増配によって利回りは上昇を続けることになる。
その結果将来においてトータルリターンが市場平均を上回り、かつ高配当銘柄の保有が可能となる。
ということに株式投資を始める20年以上前に気付いていたら、、、(涙)
もちろん将来のトータルリターンなど誰もわからないわけですが、10年に渡り高リターンを上げている銘柄を選択することは合理的と言える。
すでに60歳を超えた当方とは違い、投資年数を長く取れる投資家の皆様におかれては、あらためて本記事を是非参考にしていただければと思います。
(本リストを参考にしての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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人間合理的だけでは面白くない。
インデックスに劣後した分は贅沢代と思って趣味の株式投資を楽しんだと考えます
メロリンさん
こんにちは。
完全御意。
合理性を求めるならインデックス投資のみでいいわけで、個別株投資=すでに趣味の領域ですから。