決算発表

ソルベンタムの2024年第2四半期決算 売上△、利益×〇、通期予想〇 でも売却の理由

スリーエム(MMM)からスピンオフしたグローバルヘルスケア企業のソルベンタムコーポレーション(SOLV)が、現地時間の8月9日に上場後初となる決算となる2024年第2四半期決算を発表しました。

企業概要

ソルベンタム(Solventum Corporation)はヘルスケアソリューション会社。

マテリアル およびデータサイエンス、臨床研究、デジタル機能を活用する幅広いソリューションのポートフォリオの開発、製造、および商業化に従事する。

分離・精製、健康情報、医療ソリューション、医療機器部品、オーラルケア市場で事業を展開。

(ブルームバーグより)

概要は以下のとおり。

売上は前年同期比で数量はわずかに増加し0.2%の増収とほぼ横ばい。

次に利益の方ですが、売上総利益率の低下と、上場関連・スタートアップ費用計上による営業費用の増加、支払利息発生等により会計基準ベースで前年同期の1株当たり1.86ドルに対して0.51ドルと72.6%減。

そして調整後1株利益も前年同期の2.44ドルに対し1.56ドルと36.1%減となっています。

但しアナリスト予想との比較では以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。

最後に注目の2024年の通期予想ですが、以下のとおり既存事業売上成長率は前回予想の-2%~0%から0%~+1.0%、調整後1株利益は前回予想の6.10ドル~6.40ドルから6.30ドル~6.50ドルに上方修正しています。

以上、上場後初となる決算は前年同期比では大幅な減益となったものの、市場予想を上回り通期予想を引き上げたことは朗報でしょう。ただ当方この銘柄を売却しようと考えています。

その一番の理由はやはり配当。

ソルベンタムはすでに投資家説明会(Investor Day)において、今後約24ヶ月間、債務の返済を優先する意向であり、現時点では普通株式の現金配当や自社株買いを行わないことを決定したことをリリースしています。

とここで、「インカムゲイン投資家として当面無配の銘柄の保有をなぜ続けているのか?」という指摘が出ようか思いますが、返す言葉はありません。(汗)

タラレバとなってしまいますが、無配のリリースと同時に売却しておくべきだった。それを保有額が全体の0.5%以下という微々たる金額だったこともあり、「もしかしたら第2四半期決算でサプライズがあり、株価が上昇に転じるかもしれない。」という根拠のない期待からズルズル引き延ばしてしまった。全く何年経っても進歩がありません、、、

ということで、売上△、利益×〇、通期予想〇 でも売却

です。

(当面配当の予定がない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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