決算発表

ブロードコムの2022年第3四半期決算 売上〇、利益〇、予想〇=ホールド

半導体大手のブロードコム(AVGO)が現地時間の9月1日に2022年第3四半期決算を発表しました。(ブロードコムの決算期は10月です。)

概要は以下のとおり。

売上は全体では前年同期比25%増、これをセグメント別に見るとセミコンダクター ソリューション(半導体)セグメントが32%増の大幅な増収、またインフラストラクチャー ソフトウエアセグメントの5%増とともに増収を達成しています。

そして会計基準ベースの1株利益(潜在株式調整後)は70%の増益、また買収関連無形資産の償却費等の特殊要因を除外した注目の調整後1株利益でも40%の増益となっています。

さらににアナリスト予想(FactSet consensus)との比較は以下のとおりとなっており、売上、利益ともに予想を上回りました。

また注目のキャッシュフロー関係では、営業キャッシュフローは前年同期比で25%増、フリーキャッシュフローは26%の増加、また調整後EBITDAは30%増となっています。

EBITDAとは

EBITDAとはEarnings Before Interest Taxes Depreciation and Amortizationの略で、税引前利益に支払利息、減価償却費を加えて算出される利益を指します。

国によって金利水準、税率、減価償却方法などが違うため、国際的企業の収益力は一概に比較することはできません。

その点、EBITDAはその違いを最小限に抑えて利益の額を表すことを目的としていますから、国際的な企業、あるいは設備投資が多く減価償却負担の高い企業などの収益力を比較・分析する際にしばしば用いられます。

(SMBC日興証券)

以上、売上、利益ともに好調、第2四半期のトレンドをしっかり維持しています。

そして次回2023年第4四半期予想売上は以下のとおりとなっており、こちらもアナリスト予想を上回りました。

ブロードコムと言えば今年度の100億ドルの自社株買いプログラムに加え、すでに来年度も2023年12月31日までに100億ドルを上限として普通株式を買い戻す新たな自社株買い戻しプログラムを承認しているわけですが、今回第3四半期実績と第4四半期の売上予想が出たことで少々気が早いかもしれませんが、12月の増配タイミングでの配当のお知らせが非常に楽しみになって来ました。

以上、売上〇、利益〇、予想〇

ということでもちろんホールドです。

(現在業績は絶好調も来年に大型買収をひかえている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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