決算発表

IBMの2026年第2四半期決算 実績〇、対市場予想△、通期見通し✕でも保有継続の理由

IBMが現地時間の7月22日に2026年第2四半期決算を発表しました。

尚、IBMはすでに7月14日に 8-Kを提出し、2026年第2四半期の業績見通しを開示し警告を発していました。

Form 8-Kとは

Form 8-Kは、アメリカ合衆国において、 株式公開企業(SEC登録企業)に提出が義務付けられている、SEC向け報告資料の開示様式(フォーム)のことをいいます。

現在、SEC登録企業では、会社支配権の変更、企業買収、行政処分、破産、取締役の退任、監査人の変更などの財政状態に影響を与えるイベント(特別な事象)が起こった場合に、このフォームを用いてSEC(米国証券取引委員会)に報告すると共に、迅速な対外発表が求められています。

(iFinanceより)

その内容は以下のとおり:

売上高:172億ドル(1%増)

-ソフトウェア売上高は5%増

-コンサルティング売上高は横ばい(為替変動の影響を除くと1%増)

-インフラストラクチャー売上高は7%減

EPS(1株当たり利益):

-希薄化後EPS:GAAPベース 2.27ドル(2%減)、非GAAP(オペレーティング)ベース 2.93ドル(5%増)

この発表内容が市場予想を大きく下回った上に、企業の支出がソフトウエアからデータセンターインフラにシフトする流れに対応しきれなかったと認めたため、発表後の株価が記録的な株価下落(一時25%超)となったことは記憶に新しいところ。

ということで、これ以上のネガティブサプライズはないとある意味楽観しつつ内容を確認。

概要は以下のとおり。

まず売上ですが、前年同期比1.1%の増収。

事業(セグメント)別の売上は以下のとおり。

インフラストラクチャー(Infrastructure)事業を除く事業で増収となっており、注目のソフトウエア(Software)事業は5.1%増、うちハイブリッドクラウド事業(レッドハット)の売上高は11%増の増収となっています。

次に売上総利益率(グロスマージン)ですが、ソフトウエア(Software)事業を始めコンサルティング事業を除く事業で悪化しており、全体では57.7%と1.1%減となっています。

続いて1株利益は前年同期に対し会計基準ベースでは1.7%減となりましたが、買収した無形資産の償却費等の特殊要因を除いた調整後1株利益は前年同期の2.80ドルに対し2.93ドルと4.6%増となっています。

そしてアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上、調整後1株利益ともにほぼ予想値と一致しています。

最後に注目の今期2026年の通期見通しですが、以下のとおり売上は前回見通しを引き下げたものの、フリー・キャッシュ・フローは約10億ドル増加(約157億ドルの見込み)を維持しています。

以上、売上、利益ともに7月14日発表済のさえない内容となったわけですが、当方の場合この銘柄はすでに大部分を売却済となっており、現在の保有残高が株式資産全体に占める割合はわずか0.7%。

相変わらず成長には全く期待できないものの、2021年以降は年間4セントの超渋ちん増配を実施中とは言え増配は継続中(31年連続増配)であり、曲がりなりにも配当貴族銘柄。

保有を継続するにせよ売却するにせよ大勢に影響はないわけですが、量子コンピューター開発での一発逆転を願いある意味宝くじ的銘柄(つまり当たる確率は極めて低いがゼロではないということ)と割り切って保有を続けたいと思います。

ということで、実績〇、対市場予想△、通期見通し✕でも保有継続

です。

(連続増配継続中も増配率が超低空飛行を続ける配当貴族銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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