小中学生向けの集団指導塾等を運営する早稲田学習研究会(5869)が11月14日に2025年3月期第2四半期決算を発表しました。
【特色】小中学生向けの集団指導塾『W早稲田ゼミ』を北関東軸に展開。高校生向け集団塾、個別塾も
【単独事業】ゼミ75、ハイ17、ファースト個別8 <24・3>
【増 配】新規開校は埼玉の小中学生部で2、個別指導1。収益柱の小中学生部は生徒数の伸長に加え、授業料値上げが寄与し好調。高校生部、個別指導も着実増。ただ前期の役員退職金繰入戻しの利益効果2億円が剥落。人件費増もあり営業減益。増配。
【日曜特訓】日曜日の教室オープンを開始。自習室の開放に加え、県立トップ校目指す中3生向けの特別講座を今秋本格化。
【業種】 他個人サービス・製品 時価総額順位 50/120社(会社四季報より)
概要は以下のとおり。
まず売上は前年同期比で主に小学生、中学生を対象とした教育事業を展開するゼミ部門が9.2%増、主に個別指導を対象とした教育事業を展開するファースト個別部門が比8.7%増とそれぞれ堅調に伸び、全体では前年同期の2,906百万円に対し3,118百万円と7.3%の増収。
一方利益の方は、営業利益417百万円(35.9%減)、経常利益424百万円(35.4%減)、中間純利益298百万円(34.3%減)と前年同期を約35%下回る結果に終わっています。
ただ、2025年3月期通期予想については、前回予想を維持。
また、配当も前回予想の年間55円から修正無し。
通期予想を修正しなかったとは言え、冷静に見れば下期は上期の2倍以上の利益を出させねばならないわけで、いくら季節的要因が大きい業種とは言え果たして大丈夫なんだろうか?
と不安に思わないではありませんが、直近3ヵ月の実績である7-9月期(第2四半期会計期間)の経常利益は前年同期比10.0%増の5.7億円に伸びており、営業利益率も前年同期の29.4%から30.0%に上昇している。
ということで、
実績✕、通期予想△、配当△でも様子見とします。
(成長性に疑問符が付く業界に身を置く銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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