決算発表

青山財産ネットワークスの2025年12月期第3四半期決算 実績〇 通期予想△ 配当△ = 保有継続

富裕層への運用、相続コンサルを行う青山財産ネットワークス(8929)が11月13日に2025年12月期第3四半期決算を発表しました。

【特色】富裕層への運用、相続コンサルが柱。ニーズに応じた不動産運用商品組成も。配当性向5割メド

【連結事業】財産コンサルティング18、不動産取引82 <24・12>

【連続最高益】340億円組成計画の不動産運用商品は仕入れ順調で粗利上昇。好採算の財産承継が想定超の好伸、大口顧客増え単価も上昇。人員増やDX化投資などこなし2桁営業増益。増配幅拡大も。26年12月期は財産コンサルが好調、稼働率向上。

【最重要課題】27年度までにAIエージェント300体を開発(8月時点で6体開発中)。2年ぶりにアジア軸の海外IR復活。

【業種】 不動産(住宅) 時価総額順位 16/90社

【比較会社】7148 FPG,2127 日本M&A,9757 船井総研H

(会社四季報より)

概要は以下のとおり。

まず売上ですが、財産コンサルティングにおいて財産承継では顧客数の増加に伴い成約件数が増加したこと、また事業承継ではファンドが複数クロージングしたことなどにより売上高が大幅に増加したこと等により、不動産取引の売上高は減少したものの、全体では前年同期比6.9%の増収。

財産コンサルティング

個人資産家および企業オーナーに対して財産承継及び事業承継コンサルティングを提供。また独自の商品を開発して顧客の財産運用及び財産管理のコンサルティングも手掛ける。

不動産取引

財産コンサルティングの一環として、顧客の資産運用ニーズへの対応を図る目的から、不動産を仕入れ、不動産に関連した商品の開発を行い顧客等への販売を行う。

次に利益ですが、人件費・販売管理費は増加したものの利益率の高い財産コンサルティングの売上が大幅に増加したこと等により、売上総利益が大幅に増加し、営業利益3,611百万円(前年同期比49.7%増)、経常利益3,500百万円(同46.8%増)、(親会社株主に帰属する)四半期純利益2,411百万円(同42.8%増)となっています。

そして注目の2025年通期予想については、以下のとおり利益の進捗率は90%を超えていますが、3か年計画を達成するための営業支援システムの刷新、AI関連投資の前倒しや人的投資を新たに第4四半期連結会計期間に積み増す予定となっていること等により販売管理費が大幅に増加することから前回予想を維持しています。

最後に注目の配当ですが、こちらも前回予想の前期比10.9%増配の年間51円予想を維持しています。

尚、この銘柄は配当性向50%水準を目標とする累進配当(企業が株主に支払う配当金を毎年増配、または最低でも横ばいの水準で配当し続けること。)を導入し継続的な増配を行っていくことを最優先としており、2025年度で「15期」連続増配を達成する見込みとなっています。

ということで、

実績〇 通期予想△ 配当△ = 保有継続

です。

(累進配当と連続増配のみを重視しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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