米国を中心にレストラン・チェーンを展開するダーデン レストランツ(DRI)が現地時間の9月21日に2024年第1四半期決算を発表しました。(尚、ダーデン レストランツの決算期は5月となっています。)
企業概要
ダーデン・レストランツは米国のレストラン・チェーン運営企業。
米国とカナダで約1,500店舗を展開する。
直営レストラン名はイタリア料理「オリーブ・ガーデン」、ステーキハウス「ロングホーン」、高級レストラン「キャピタル・グリル」や「シーズンズ52」、その他「ヤード・ハウス」、「バハマ・ブリーズ」など。
本社所在地はフロリダ州オーランド。
(YAHOOファイナンス)
その概要は以下のとおり。
まず売上ですが、前年同期比で12%の増収。
これをセグメント別に見ると以下のとおり主力のイタリア料理「オリーブ・ガーデン(Olive Garden)」をはじめすべてのセグメントで増収となっていますが、特にファインダイニング(Fine Dining)は49%もの増収。
これは主に買収したステーキハウスチェーン、ルース・クリス(Ruth’s Chris)の売上があらたに含まれることになったため。
尚、既存店売上は5%の増収。
続いて利益ですが、1株利益(潜在株式調整後)は前年同期比で3%の増益にとどまっていますが、これはルース・クリスの買収関連費用を計上したため。
この買収関連費用0.18ドルを除いた調整後1株当たりは1.78ドルと前年同期比14%の増益となっています。
そしてアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上、調整後1株利益ともに若干ではありますが予想を上回っています。
最後に注目の2024年の通期予想は前回予想の調整後1株利益(潜在株式調整後)、8.55ドル~8.85ドルを維持しています。
以上、材料費高騰はややおさまったものの人件費の上昇はなかなか終息しない状況下まずまずと言える決算。
そして自社株買いですが、四半期中に約90万株を総額約1.43億ドルで購入。
第1四半期末現在、10億ドルの自社株購入枠のうち約5億900万ドルを残し今後も購入を継続予定。
ということで、売上〇、利益〇、通期予想△=ホールド
とします。
(たとえどんな理由があろうとも、2020年に大減配を実施した銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
よろしければ応援クリックお願いします。
にほんブログ村