米国を中心にレストラン・チェーンを展開するダーデン レストランツ(DRI)が現地時間の12月19日に2025年第2四半期決算を発表しました。(尚、ダーデン レストランツの決算期は5月となっています。)
ダーデン・レストランツ(Darden Restaurants Inc)は、フルサービスのレストラン事業を展開する。
【事業内容】
1850軒を超えるレストランを所有および運営する。
ブランドポートフォリオには、「Olive Garden」、「LongHorn Steakhouse」、「Yard House」、「Ruth’s Chris Steak House」、「Cheddar’s Scratch Kitchen」、「The Capital Grille」、「Seasons 52」、「Eddie V’s」、「Bahama Breeze」が含まれる。
事業セグメントにはオリーブガーデン、ロングホーンステーキハウス、ファインダイニング、その他の事業がある。
オリーブガーデンセグメントには、米国およびカナダで所有するレストラン「Olive Garden」が含まれる。
ロングホーンステーキハウスセグメントには、米国のレストラン「LongHorn Steakhouse」の業績が含まれる。
ファインダイニングセグメントは、フルサービスダイニングのうちファインダイニングの下位事業に該当するプレミアムブランドからなり、米国で所有するレストラン「The Capital Grille」および「Eddie V’s」が含まれる。
また、「Ruth’s Chris Steak House」では、ダーデンを代表する、米国農務省(USDA)プライム格付け肉のステーキを提供する。
(SBI証券より)
概要は以下のとおり。
まず売上ですが、新規開店が39店舗、また10月に買収を完了したテキサス州発祥のメキシコ風チェーンレストランのチューイズ(Chuy’s)レストランが新たに103店舗加わったこともあり、前年同期比で6%の増収。
これをセグメント別に見るとロングホーンステーキハウス(LongHorn Steakhouse)が好調を維持、また第1四半期で減収だった主力のイタリア料理のオリーブ・ガーデン(Olive Garden)が3%増となっています。
そしてオリーブ・ガーデンとロングホーン・ステーキハウスが市場予想を上回るなど、既存店売上が2.4%増(第1四半期は1%減)となったことは朗報でしょう。
続いて利益ですが、売上増加等により非継続事業を含む1株利益(潜在株式調整後)は前年同期比3%増、また特殊要因を除いた調整後1株利益は前年同期の1.84ドルに対し2.03ドルと二ケタ(+10%)増となっています。
またアナリスト予想との比較では、以下のとおり若干ではありますが売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。
最後に注目の今期通期予想ですが、売上は既存店売上は約1.5%の成長と実質変更しなかったものの、前回予想の118億ドルから119億ドルを約121億ドルへ上方修正、一方継続事業からの1株利益は前回予想の9.40ドルから9.60ドルを維持しています。
以上、第1四半期の厳しい決算から一転、既存店売上がプラスとなり、「力強い」四半期になったこの銘柄。
リック・カルデナス最高経営責任者(CEO)は電話会議で、「消費者心理は以前の四半期より少し良くなりつつあるようだ」と述べています。
前回の第1四半期決算で、ウーバー テクノロジーズ社と提携し、ウーバーによるオリーブ・ガーデン・メニューのデリバリーサービスを計画をしていると発表しましたが、現在100店舗でウーバーによるデリバリーを試験的に導入しており、ホリデーシーズン後に他の店舗でも展開することを目標としています。
また第2四半期において約0.9百万株、総額1.42億ドルの自社株買いを実施。
10億ドルの自社株買い枠のうちの約6億100万ドルが残っており、今期も引き続き自社株買いが見込まれています。
ということで、売上〇、利益〇、通期予想△ で ホールド
です。
(たとえどんな理由があろうとも、過去(2020年)に大減配を実施した銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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