IBMの2025年第3四半期決算　実績〇、対市場予想〇、通期見通し〇＝保有継続

IBMが現地時間の10月22日に2025年第3四半期決算を発表しました。

概要は以下のとおり。

まず売上ですが、前年同期比9.1％の増収（為替の影響を除くと約7％の増収）。

事業（セグメント）別の売上は以下のとおり。

すべての事業（その他（Other）を除く）で増収となっており、注目のソフトウエア(Software)事業はレッドハットを含むハイブリッドクラウド事業の売上高は市場予想を下回ったものの14%増と伸び、前年同期比10.5％の増収となりました。

次に売上総利益率（グロスマージン）ですが、ソフトウエア(Software)事業は微減となったものの、全体では57.3％と前年同期比で1％増となっています。

続いて1株利益は主に年金和解費用27億ドルを計上し赤字に転落した前年同期に対し会計基準ベースでは1.84ドル、また特殊要因を除いた調整後1株利益は前年同期の2.30ドルに対し2.65ドルと15.2％増となっています。

そしてアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。

最後に注目の今期2025年の通期見通しですが、前回見通しを上方修正しています。

以上、第3四半期は増収増益、アナリスト予想を上回り通期見通しを引上げ良好な決算となりました。

発表直後の株価はハイブリッドクラウド事業の売上高が市場予想を下回ったこと、また売上収益見通しへの失望から大きく値を下げましたが、その手の動き、当方全く気にしません。

ということで、実績〇、対市場予想〇、通期見通し〇＝保有継続

です。

（連続増配継続中も増配率が超低空飛行を続ける配当貴族銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。）

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