決算発表

AT&Tの2022年第4四半期決算 売上〇、利益×〇、予想〇=ホールド

通信大手のAT&T(T)が現地時間の1月25日に第4四半期決算を発表しました。

まずは決算概要(会計基準ベース)は以下のとおり。

売上は前年同期比で0.8%の増収。

主力の通信事業は前年同期比1.7%の増収となっており、このうちワイヤレスサービスは5.2%増と好調を維持。

また注目の携帯電話の後払い契約者数は656,000人の純増と市場予想の644,800人を上回り第3四半期に続きこちらも好調を維持しています。

次に利益ですが、会計基準ベースの1株利益(継続事業)は前年同期の0.66ドルから-3.20ドルと大きくマイナスとなっていますが、これは第4四半期において268億ドルの無形資産の減損損失等を計上したためであり、特殊要因を除いた調整後1株利益では以下のとおり0.61ドルと前年同期の0.56ドルに対し約9%の増益となっています。

そして調整後1株利益のアナリスト予想との比較では、以下のとおり7%ほど予想を上回っています。

最後に注目の今期2023年通期予想は、調整後1株利益が2.35ドルから2.45ドル、そしてフリーキャッシュフローは前期の141億ドルから160億ドルかそれ以上としています。

以上、主力事業の増収といい、特に携帯電話の後払い契約者数は656,000件の純増といい好調を維持しており、メディア事業のスピンオフとビデオ事業の売却を行い主力の通信事業への事業集中に舵を切ったことは決して間違いではなかったようです。

尚、CEOのジョン スタンキー氏は今回の決算説明会において、

「当社は、合理化と収益性を重視した事業運営を行い、利益軌道を改善し、魅力的な配当を提供しながら持続的な現金収入の増加を実現することに努めています」

と述べていますが、昨年47%もの大減配を実施したこの銘柄が今年は配当貴族銘柄への第一歩、つまり再び増配への道を歩んでくれるのでは、と強く期待しているところです。

ということで、”ホールド”です。

(配当貴族銘柄から陥落した銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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