現地時間の10月24日、飲料大手のコカ-コーラ(KO)が第3四半期決算を発表しました。
その概要は以下のとおり。
まず売上高は前年同期比で8%の増収。
ちなみに為替や買収等の影響を除いたいわゆるオーガニック売上は11%の増収となっており、為替(ドル高)の影響(-2%)はあったものの、主に値上げにより増収を達成しています。
また販売数量が2%の増加となったことも(値上げにもかかわらず)消費者のコカ・コーラに対する旺盛な需要を表す意味で朗報でしょう。
次に当期利益ですが、炭酸飲料やスポーツドリンクなどが引き続き好調で会計基準ベースでの1株利益は前年同期の0.65ドルに対して0.71ドルと9%増、そして特殊要因を除いた以下調整後1株利益は7%の増益となっています。
そしてアナリスト予想(FactSet consensus)との比較では以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回っています。
最後に注目の2023年通期予想(NONーGAAPベース)ですが、以下のとおり売上(通貨変動や買収などの影響を差し引いた実質売上)は前回予想の8%~9%の増収から10%~11%の増収、そして調整後1株利益は前回予想の5%~6%の増益から7%~8%の増益予想としており、前回第2四半期に続き上方修正しています。
さらに自社株買いを継続するばかりか、今回営業外活動から得られると予想される資金の一部を追加取得に充当する可能性あり、と発表しています。
ということで、
売上○、利益〇、予想〇+自社株買い=もちろんホールド
です。
(何やかや言ってもトータルリターン(10年)がライバルペプシコに後れを取っている銘柄への投資に当たってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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