マクドナルド(MCD)が現地時間の1月31日に第4四半期決算を発表しました。
その概要は以下のとおり。
まず売上ですが、前年同期比で1%の減収ですが為替の影響を除くと5%の増収ということでドル高の影響が大きかったと言えます。
また、既存店売上ベースでは、おひざ元の米国での前年同期比10.3%の増収をはじめすべての地域セグメントで増加し、全体ではアナリスト予想を上回り前年同期比で12.6%の増収を達成しています。
国別ではドイツ、英国、フランス、日本、ブラジルが好調だったものの、中国では新型コロナの政府規制が続いていたため、マイナスに終わっています。
また利益の方ですが、会計基準ベースでは営業利益で8%の増益(但し為替の影響を除くと16%の増益)、そして(潜在株式調整後)1株利益は19%の増益(但し為替の影響を除くと26%の増益)。
そして特殊要因を除いたいわゆるNON-GAAPベースでの1株利益は2.59ドルと前年同期の2.23ドルに対し16%の増益(但し為替の影響を除くと23%の増益)となっており、ドル高の影響を強く受けたことがわかります。
最後にアナリスト予想との比較では、以下のとおり売上、1株利益ともに予想を上回っています。
以上、ドル高・インフレ下にあって第3四半期に続きまずまずの決算。
経営陣は、原材料、賃金、光熱費等において大きなインフレの逆風が吹いている、とコメントしていますが、ゼロコロナが解除された中国での売上増加が見込まれることも加味し、
売上×〇、利益〇=ホールド
とします。
(相変わらず通期予想を開示しない銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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