食品大手のモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)が現地時間の4月30日に2024年第1四半期決算を発表しました。
企業概要
モンデレ(リー)ズ・インターナショナルは食品・飲料メーカー。スナック、飲料、チーズ・調理済み食品を扱う。
主要製品は「オレオ」・「ナビスコ」クッキー、「LU」ビスケット、「ミルカ」チョコレート、「トライデント」ガム、「タング」粉末ドリンクなど。
製品は165カ国で販売される。(YAHOOファイナンスより)
まずこちらがGAAPベース、いわゆる会計基準ベースでの概要となります。
売上は、前年同期比で既存事業売上が4.2%増、全体では1.4%の増収となりました。
そして利益ですが1株利益は前年同期比で31.6%の減益となっていますが、これは減損損失計上等によるものであり、特殊要因を除いた調整後1株利益は、以下のとおり前年同期の0.89ドルに対して0.95ドルと6.7%の増益となっています。
次にアナリスト予想との比較ですが、以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回りました。
最後に注目の2024年通期予想ですが、前回予想の既存事業売上3%~5%の増収、調整後1株利益1桁台後半の増益、フリーキャッシュフロー35億ドル以上を維持しています。
以上、冷静に見れば2023年第4四半期に比べ売上、利益ともに低調なパフォーマンスとなったわけですが、これはこの銘柄に限った話ではない。
ドル高やインフレ等のタフな事業環境の中にあっても市場予想を上回る増収増益を継続、通期見通しを維持したことを評価すべきと考えています。
ということで、
売上○、利益○、予想△ = ホールド
です。
(ドル高やインフレの影響を強く受ける銘柄への投資に当たってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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