食品大手のモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)が現地時間の10月29日に2024年第3四半期決算を発表しました。
モンデリーズ・インターナショナル(Mondelez International Inc)はスナック会社である。
【事業内容】チョコレート、ビスケット、焼き菓子の製造・販売を中核事業とする。
また、ガムやキャンディ、チーズ、食料品、粉末飲料など、隣接する地域に関連するカテゴリーで追加事業を行う。
そのポートフォリオには、「Oreo」、「Ritz」、「LU」、「Clif Bar」、「Tate’s Bake Shop」ビスケットやベイクドスナック、「Cadbury Dairy Milk」、「Milka」、「Toblerone」チョコレートなど、グローバル及びローカルブランドが含まれる。
セグメントには、中南米、アジア太平洋、中東、アフリカ(AMEA)、欧州、北米が含まれる。スーパーマーケットチェーン、卸売業者、スーパーセンター、クラブストア、量販店、流通業者、コンビニエンス ストア、ガソリン スタンド、ドラッグ ストア、バリュー ストア、その他の食品小売店に製品を販売する。また、様々な純粋な電子小売プラットフォーム、小売業者のデジタルプラットフォーム、消費者向け直販ウェブサイト、ソーシャルメディアプラットフォームを通じて、企業や消費者に直接製品を販売する。
(楽天証券)
まずこちらがGAAPベース、いわゆる会計基準ベースでの概要となります。
売上は、前年同期比で1.9%の増収。(但し既存事業売上は値上げ等もあり5.4%増と好調。)
そして利益ですが1株利益は前年同期比で12.5%の減益となっていますが、これはドル高および商品デリバティブの時価評価の影響、買収関連費用等によるものであり、特殊要因を除いた調整後1株利益は、好調な営業利益、発行済株式数の減少、支払利息の減少、税金の減少等により以下のとおり前年同期の0.77ドルに対して0.99ドルと28.6%の増益となっています。
次にアナリスト予想との比較ですが、以下のとおり売上、調整後1株利益ともに予想を上回りました。
最後に注目の2024年通期予想ですが、引き続き既存事業売上:+3%~+5%、調整後1株利益:1桁台後半の増益、フリーキャッシュフロー:35億ドル以上を維持しています。
以上、ドル高やインフレ等の非常にタフな事業環境の中での5%を超える既存事業売上の増加は十分評価に値します。
ということで、
売上〇、利益○、予想△ = ホールド
です。
(ドル高やインフレの影響を強く受ける銘柄への投資に当たってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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