決算発表

すかいらーくの第2四半期決算 赤字転落、中間無配・期末配当未定以上にはるかに気になること

優良優待銘柄のすかいらーくホールディングスが8月13日に第2四半期決算を発表しました。(すかいらーくは12月決算、また国際会計基準(IFRS)を採用しています。)

すかいらーくと言えば、当方が家族の絆を保つため(大げさ?)優待狙いで以前からモニターを続けている銘柄。

概要は以下のとおり。

やはりコロナの影響は大きく、売上は約26%もの減収、そして第1四半期ではかろうじて黒字を確保していましたが、第2四半期(累計)では189億円もの赤字転落となりました。

ただ毎月リリースされる売上レポートからこれはあらかじめ想定されていたこと。

そして中間配当はすでに第1四半期決算発表時無配が公表されていたわけですが、期末配当に関して今回”未定”としています。

また通期予想は第1四半期決算発表時同様、「新型コロナウイルス感染症拡大による事業活動への影響が見込まれ、現時点では業績予想の算定は困難であることから、業績予想の算定が可能となった時点で改めて公表いたします。」ということでこちらも未定。

また同日に発表された7月の売上は前年同期比で25.2%減となっており、4月以降徐々にマイナス幅が縮小して来ているとは言えいまだマイナスに変わりなし。

そしてご存じのとおり新型コロナウィルスは終息に向かうどころかむしろ新規感染者は増加している状況。

となればこの銘柄の場合投資家がもっとも気になるのはやはりその魅力的な株主優待。

優待制度

以下の保有株式数に応じて、年2回、当社店舗にてご利用可能な株主様ご優待カードを贈呈いたします。

こちらに関しては第1四半期決算では、

「なお、現時点で今期の株主優待制度を変更する予定はございません。」

の一文がホルダーを安心させたわけですが、さてこの赤字決算で今回はどうか、と決算短信を確認してみると、

「収益構造の改革」ということで以下の記載がありました。

粗利率改善、生産性向上にこれまで以上に取り組み、コスト・投資の見直しを進めてまいります。

まず、当面のキャッシュアウトを最大限に抑制するための施策として、以下の対策を実行しております。

- 新規出店・店舗改装・デジタル投資等の凍結

- 人件費や賃料の削減

- その他不要不急の支出の執行停止

- 原価抑制

- 納税や社会保険料の猶予制度の活用など

ただ御覧のとおりこの中に”優待”に関する内容は見当たらない。

また同日に開示された決算説明資料にもこの収益構造の改革に関するさらに詳しい説明があったものの株主優待に関する記載はない、、、

くどいようですが、この銘柄の場合はっきり言って投資家が決算数値や配当以上に気になるのが株主優待のはず。

優待変更を発表しない=優待の変更はなし、とはわかっていますが、それを記載しないのはちょっと不親切では?

と思ったのは当方一人だけではないのでは?

いずれにせよコロナ終息が見えてくるまでホルダーにとってドキドキの状況が続くことは間違いありません。

(優良優待銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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