現地時間の7月12日、食品大手のペプシコ(PEP)が第2四半期決算を発表しました。
前回の2022年第1四半期では、売上、利益ともにアナリスト予想を上回ったわけですが、原材料費等の上昇が続く中、果たして好調を維持できているのか?、そして通期予想は?、ということで早速確認。
その概要は以下のとおり。
御覧のとおり売上高は前年同期比で5.2%の増収。
これを以下セグメント別データ(-3%の為替や買収等を除いたより実力値を表すNON-GAAPベース)で見ると、第1四半期同様すべてのセグメントで増収となっている状況が見て取れます。
一方利益の方は好調な売上に反し前年同期比で4割近い減益となっていますが、実はこの主な理由はロシアのウクライナ侵攻によって今回関連資産の減損損失(1株利益で0.67ドルのマイナス影響)を計上したため。
減損やリストラ費用等の影響等のいわゆる特殊要因を除いたNON-GAAPベースでの数字が以下となります。
ご覧のとおり8.1%の増益。
そして売上、利益ともにアナリスト予想(FactSet consensus) を上回りました。
最後に注目の2022年通期予想(NONーGAAPベース)ですが、以下のとおり調整後1株利益は前期比8%増益と前回予想を据え置いたものの、売上は前回予想を2%上方修正し10%の増収としています。
以上、ドル高と原材料費上昇等の厳しい環境にあって当方の予想を超える決算内容となりました。
ということで、
売上○、利益○、予想〇に近い△=ホールド
とします。
(原材料費等の増加と戦う銘柄への投資に当たってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
よろしければ応援クリックお願いします。
にほんブログ村