決算発表

【速報】AT&Tの2020年第2四半期決算 大幅な減収減益も即行でホールドを決めた理由

通信大手のAT&T(T)が現地時間の7月23日に第2四半期決算を発表しました。

今回の注目は第1四半期では軽微だった新型コロナウイルスの影響、そして5月にサービスを開始した動画配信サービス、HBO マックスの状況。

ということで早速確認。

まず会計基準ベースでの数字は以下のとおり。

売上は携帯、エンターテイメント、メディア事業すべての減少によって前年同期比で8.9%の減収。

尚、料金支払いが滞った携帯電話契約者が33万8000人に上る等、新型コロナウイルスの影響による減少分は28億ドルとやはり6億ドル程度だった第1四半期に比べると非常に大きくなっています。

月額料金を支払う携帯電話契約者数が15万1000人の純減、また衛星放送「ディレクTV」などの契約者数は88万6000人の減少と第1四半期の89万7000人とほぼ同レベル、減少に歯止めがかかりません。

そして利益の方ですが減損費用、無形資産の償却費等の特殊要因を除いたいわゆるNON-GAAPベースで見ると以下のとおり1株利益は0.83ドルと前年同期比で6.7%の減益。

但し、このうち新型コロナウイルスによる影響が▲0.09ドルあり、これを加味すれば0.92ドルと実質的には増益となります。

そしてHBOマックスに関してですが、HBOとHBOマックスを合わせた契約者数は3600万人で、うち300万人がHBOマックスの新規契約者となっており、こちらの方は浸透にまだまだ時間がかかりそうです。

今回の決算発表を受け当日の株価は0.9%の下落となっています。

ただ当方即行でホールドを決めました。

その理由ですが、売上(予想は40,870)、1株利益(予想は0.80ドル)ともに予想(S&P Capital IQ Consensus)を上回ったこともありますが、やはりこちらの数字。

そう、営業キャッシュフローマージンは高いレベルを維持している。

当方がこの銘柄の売却を検討する時、それはこの数字が大きく落ちた時、だと思っています。

(莫大な借入残高を抱える銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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