現地時間の4月25日、食品大手のペプシコ(PEP)が第1四半期決算を発表しました。
その概要は以下のとおり。
まず売上高は前年同期比で10.2%の増収と前回の2022年第4四半期に続き2ケタ増収と相変わらず好調。
これを以下セグメント別データ(為替や買収等を除いたより実力値を表すNON-GAAPベース)で見ると、すべてのセグメントで増収となっている状況が見て取れます。
但し、販売数量は全体で食品事業が3%の減収、また飲料事業はわずか1%の増収となっており、平均価格を16%を値上げしたことで大幅な増収となった点はおさえておく必要があります。
次に利益の方ですが、約5割の減益と利益が半減していますが、これは主に前期において「トロピカーナ」、「ネイキッド」などの北米のジュースブランドをフランスのプライベート・エクイティ・ファームに売却したため。
この売却を含む特殊要因を除いたNON-GAAPベースの1株利益は以下のとおり前年同期比の1.29ドルに対し1.50ドルと16.3%の増益となっています。
そして売上、利益ともにアナリスト予想(FactSet consensus) をしっかりと上回っています。
最後に注目の2023年通期予想(NONーGAAPベース)ですが、以下のとおり売上(通貨変動や買収などの影響を差し引いた実質売上)、調整後1株利益ともに前回予想を上方修正しています。
以上、原材料や労働力、輸送費の高騰、ドル高という厳しい状況が続く中、特に通期予想を引き上げたことは朗報でしょう。
ということで、
売上○、利益○、通期予想〇=(もちろん)ホールド
です。
(トータルリターンがを市場平均を下回る銘柄への投資に当たってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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