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ヘルスケア大手のファイザー(PFE)が現地時間の7月28日に第2四半期決算を発表しました。
まずこちらがGAAPベース、いわゆる会計基準ベースでの概要となります。
セグメント別の売上は以下のとおり。
売上は前年同期比で92%もの大幅な増収を達成。
そのけん引役となったのが、Vaccines(ワクチン)事業の売上増。
前年同期比で7倍以上となっているわけですが、92億ドルの売上のうち新型コロナワクチンの売上がなんと78億ドルにも達しています。
ただ新型コロナワクチンの売上を除外した場合でも、増収を確保したところは抑えておく必要があるでしょう。
そして1株利益ですが、会計基準ベース、そして特殊要因を除いた以下調整後の1株利益ともに前年同期比で大幅な増益を達成。
さらにアナリスト予想(S&P Capital IQ Consensus)に対しても売上、利益ともに上回る結果となっています。
また注目の今期通期予想は以下のとおり。
御覧のとおり売上、利益ともに前回予想を上方修正しています。
以上、第1四半期決算同様、まさに新型コロナワクチン様様(さまさま)の決算。
しかし今回の通期予想を冷静に見れば、新型コロナワクチン分を除いた場合の利益は微増。
この点は十分頭に入れておく必要があります。
何はともあれ、売上〇 利益〇 通期予想〇 =ホールド
で行きたいと思います。
(一つの製品への依存度が異常なまでに高まっている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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