ヘルスケア大手のファイザー(PFE)が現地時間の2月8日に第4四半期決算を発表しました。
前回の第3四半期決算では売上、調整後1株利益ともにアナリスト予想をしっかり上回り、上方修正したこの銘柄、果たして今回はどうか?
まずこちらがGAAPベース、いわゆる会計基準ベースでの概要となります。
セグメント別の売上は以下のとおり。
今決算からファイザーは昨年実施した経営体制の変更に対応するため、従来病院領域で管理されていた契約・製造受託組織を今回「Pfizer CentreOne」セグメントとして独立させています。
御覧のとおり全体では前年同期比で105%増となり、第3四半期に引き続き大幅な増収を達成。
もちろんそのけん引役となったのが、Vaccines(ワクチン)事業の大幅な増加。
前年同期比で7倍近くとなっているわけですが、このうち新型コロナワクチンの売上が125億ドルにも達しています。
また1株利益ですが、会計基準ベース、そして特殊要因を除いた以下調整後1株利益ともに前年同期比で大幅な増益を達成。
一方アナリスト予想(FactSet consensus)ですが、利益は予想を上回ったものの売上は1%程予想を下回る結果となっています。
最後に注目の今期2022年通期予想は以下のとおり。
御覧のとおり売上はコロナワクチン、経口薬を合わせると540億ドルと全体の半分以上を占めており、コロナ依存度の高さがわかります。
但し、売上、利益ともにアナリスト予想に届かなかったことから、発表当日の株価は3%近い下落で終わっています。
以上、売上〇× 利益〇 通期予想× ですが今期もコロナ関連が引き続き堅調、ということで、
ホールド
で行きたいと思います。
(コロナ関連製品への依存度が異常なまでに高まっている銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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