エネルギー大手のエクソン・モービル(XOM)が現地時間の2月1日に第4四半期決算を発表しました。
エクソンと言えばすでに現地時間の昨年12月30日にForm 8-Kを提出し、第4四半期の見通しを公表しており、調整後利益ベースで第3四半期の68億ドルに対して下限値でプラス4億ドル、上限値でプラス32億ドルという数字を公表していました。
ということで、安心感を持って早速確認。
こちらはセグメント別の当期利益を左から今期第4四半期、前期第4四半期、そして直近第3四半期の順に並べたもの。
前年同期は巨額の減損損失計上という特殊要因があったわけですが、原油・ガス価格上昇により原油・天然ガスの探査・生産を行うアップストリーム事業が大きく伸びたばかりか、マージン増加等によりダウンストリームが、そしてマージン増加により石油化学製品の製造・販売を行うケミカルが大きく伸び、全体では第3四半期を上回る88.7億ドルの利益を計上。
そして特殊要因を除外した調整後1株利益は前年同期の0.03ドルから2.05ドルへと大幅に増加、こちらも第3四半期の1.58ドルを上回っています。
また、アナリスト予想との比較では売上はややショートしたものの、利益の方は予想を上回る結果となっています。
ということで、期待通りの決算となったわけですが、当方をさらに喜ばせたこと。
それは前回の第3四半期決算時発表した総額100億ドルの自社株買いを開始したこと。
つまり増配への期待。
以上、売上〇×、利益〇、自社株買いスタート
ということでホールドです。
(将来の増配を過度に期待してのエネルギー銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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