決算発表

IBMの2020年第4四半期決算 ひたすら期待を裏切り続けるクソ株の保有を続ける理由

IBMが現地時間の1月21日に第4四半期決算を発表しました。

まず決算概要は以下のとおり。

売上は203.7億ドルと前年同期比で6.5%の減収。

そしてアナリスト予想(S&P Capital IQ Consensus)の206.3億ドルを下回る結果に終わっています。

部門別の売上は以下のとおり。

何とこれまで好調だった人工知能(AI)のワトソンを含むクラウド&コグニティブ・ソフトウェア部門までもが4.5%の減収。

但しクラウドの売上は75億ドルで10%増、買収したレッド・ハット分の売上は19%増と引き続き好調を維持しています。

次に売上総利益率(グロスマージン)ですが、(意外なことに?)Global Financing部門以外はすべて増加しているのが見て取れます。

一方1株利益の方は会計基準(GAAP)ベース、そしてリストラ費用等の特殊要因を除いた調整後ベースともに前年同期比で約6割前後の大幅な減益。

但し調整後ベースでの1株利益はアナリスト予想(S&P Capital IQ Consensus)の1.88ドルを上回っています。

以上、総じてみれば相変わらずのクソ決算。

発表翌日の株価は約10%もの大暴落(※記事記載時点)。

しかし当方、この銘柄を保有を継続します。

その理由はクラウトとAIに傾注した新生IBMへの期待、とそれを裏付けるかのような今回のクラウド関連売上の好調の持続、というのはもちろんありますが、毎度おなじみの営業キャッシュフローとそのマージン(累計ベース)。

こちらの方は御覧のとおり前年比でしっかり増加、前期20%を割ったマージンが大幅に改善しています。

あとはCEOの毎度毎度の以下オオカミ少年的発言(苦笑い)に期待したいと思います。

「ハイブリッドクラウドとAIに焦点を当てるという私たちが取っている行動が定着し、2021年には収益成長を達成できると確信しています。」

(調整後利益が7年連続、売上が過去9年間で8年減少している銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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POSTED COMMENT

  1. おおきなわっか より:

    正直者様、ブログを勉学、参考のため拝読させていただいております!ありがとうございますm(__)m
    貴重で多様な情報等、読むたびに頭が下がり、全然自分の投資に対する努力のたりなさに反省ばかりです!
    私もIBM株保有しております!その保有銘柄をクソなんて表現で読んでしまうと気持ちが下がります!
    正直者様の気分を害したらすいませんm(__)m
    表現を変えていただけたならと思い書きました!
    宜しくお願いします!

    • naobito より:

      おおきなわっかさん
      コメントありがとうございます。
      クソ呼ばわりして気分を害させてしまい申し訳ありません。
      ただ表現が難しいのですが、当方としては決して悪い意味で使っているわけではありません。
      関西の方が”アポ”と呼ぶのと似ているとでも言いましょうか、、、(そもそも本当にクソだと思っていればとっくに売却しています。)
      なので今後も愛着を込めてクソと呼ぶ可能性があること、お含みおき下さい。

  2. おおきなわっか より:

    そうなんですねm(__)m
    当方、沖縄なのですが地元以外知らなくて、県外の理解出来ない表現とかあるものなのでストレートに受け止めていました!
    丁寧な返答ありがとうございますm(__)m

    • naobito より:

      おおきなわっかさん
      沖縄の方だったのですね。
      沖縄には一度しか行ったことがありませんが、良いイメージしかありません。(紅芋タルト大好きです!)
      こちら新潟は大雪で毎日寒いです。そちらが本当に羨ましい、、、
      今後ともご愛顧よろしくお願いいたします。

  3. おおきなわっか より:

    ありがとうございますm(__)m
    投資の先輩として、正直者様の貴重な情報や指南、指摘等、これからも拝読し、私の投資が向上出来るよう精進します!
    ちなみに今日の沖縄20度程の気温で太陽サンサンと眩しいです!失礼します!

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