現地時間の10月8日、マクドナルドが3.2%増配のお知らせをリリースしたことはすでにお伝えしました。
実はこの増配発表の際、もう一つリリースしていた内容があります。
それがこちら。
こちらは9月第3四半期のセグメント別既存売上の前年同期との比較表となります。
御覧のとおり米国(U.S.)は4.6%増と好調。
一方海外市場では、オーストラリアや日本ではプラスとなったもののフランス、スペイン、ドイツ、英国の売上がさえなかったほか、中南米や中国が低迷したことでオぺーレ―テッド市場、ライセンス市場はそれぞれ4.4%減、10.1%減となっています。
トータルでは2.2%減。
「って結局トータルではマイナスじゃないの。」
って確かにそのとおり。
では続いてこちらをご覧ください。
こちらは先ほどの表に第2四半期のデータを加えたもの。
御覧のとおり第2四半期では米国(U.S.)を始めすべてのセグメントで大幅なマイナスとなり、トータルでも約24%ものマイナスとなっていました。
それが第3四半期では全セグメントで大幅に改善している。
ご存じのとおり新型コロナの流行によって外食産業は大きな影響を受け苦戦している。
そんな中ファストフードチェーンは市場シェアを伸ばしている。いわば外食産業の二極化が進んでいる。
その中でもマクドナルドは勝ち組の先頭を走っている。
もちろんその理由は、ドライブスルーや宅配サービスという強みもありますが、ここ数年潤沢な営業キャッシュフローをタッチスクリーンによる注文等、いわゆるデジタル化推進のための投資に充てて来たことが大きい。
ということで、今回の発表数字を見ながらあらためてこの銘柄の地力の強さを再認識しているところです。
(店舗の自己所有率の高い銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
よろしければ応援クリックお願いします。
にほんブログ村