早速ですが、定例の次は何を買おうかリスト(2023年11月末時点) を公開します。
まずはこちら。
こちらはトータルリターン(10年)が市場平均、Vanguard S&P 500 ETF(VOO)のトータルリターン11.74を上回る銘柄のリストとなります。
トータルリターンとは
トータルリターン(Total Return)とは、一定期間内に投資商品への投資から得られる総合収益を指します。
これにはキャピタルゲイン(譲渡益)だけでなく、再投資された分配金(インカムゲイン)などが含まれます。
こうした利益の合計額を投資コスト(購入価格)で割ってパーセンテージで表すことが多く、総収益率ともいいます。
トータルリターンは、投資信託の運用成績を表す際に用いられます。
分配金を全て再投資したと仮定し、ある一定期間の分配金込みの基準価額の騰落率を年率で表します。
(SMBC日興証券HPより)
堂々1位は相変わらずブロードコム。
株価が一時1,000ドルをつけたこの銘柄、AIブームからエヌビディアにつられる形での爆上げによって4月は3%だった配当利回りが2.0%にまで下がってしまったのは残念。
ちなみに4%を超えているのはアッヴィ(4.5%)のみとなっています。
そのアッヴィですが主力製品ヒュミラが米国での特許が切れた影響から10月27日発表の第3四半期決算は前年同期比で売上が6%減、調整後1株利益が約19%減となったものの市場予想を上回り、通期予想を上方修正しています。
続いては配当利回りが4%を超えるリストになります。
利回り1位は相変わらずアルトリア(MO)。
その利回りは前月末よりやや低下したものの9.4%とある意味異常値。
これは現地時間の10月26日に発表した2023年第3四半期決算において前年同期比で売上が4.1%の減収、さらに以下のとおりアナリスト予想に対し売上、調整後1株利益ともに予想を下回ったことから発表当日の株価が暴落(-8.3%)したことが影響しています。
但しこの銘柄の場合配当については、”年間1桁台半ばの配当成長”を撤回していないこと。
そして冷静に見れば今期(通期)の調整後1株利益が前期比で1.5%~3.0%の増益予想となっていることは心に留めておく必要があるでしょう。
ちなみに市場平均(SP500)に連動する代表的なETFであるVanguard S&P 500 ETF(VOO)のトータルリターンは前述のとおり11.74となっており、アッヴィ以外のすべての銘柄が市場平均を下回っていることに注意を払う必要があるでしょう。
つまり基本高配当銘柄への投資は株価上昇には期待できない。
というある意味当たり前の事実を表していることになるわけですが、毎度毎度のコメントとなりますが高配当銘柄への投資はある意味”定期預金的投資”と割り切って考える必要があるとも言えます。
何はともあれ、本リストが皆さんの銘柄選びの参考となればこれに勝る喜びはありません。
(本リストやコメントを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
よろしければ応援クリックお願いします。
にほんブログ村
こんにちは。
ブログの本題とはちょっと逸れてしまいますが、正直者さんは新NISAでは何を購入されるかはもう決められましたか?
(米国株or国内優待株or投資信託?)
こちらはこれまでの一般NISAではあおぞら銀行をフルに買い込み、僅かな端数で日本株4.3倍ブル投資信託でバクチをしていましたが、新NISAではこの方法が使えないのでまだぼんやり考え中です。
1489+2529+全米株orS&P500のハイブリットにするか、成長枠でSOX指数連動+NASDAQ100ファンドに積立枠でS&P500の攻撃型ファンドを作成するか、オルカン1本にするか、あおぞら銀行を買い増し続けるか…
散歩しながらぼんやり考えることが楽しみになっています。
(そろそろ積立枠のクレジットカード購入設定は決めなくては…)
師走で何かと慌ただしくなってきましたが、では、では、どうぞよい1週間を。
ツチヤ2号さん
こんばんは。
当方もまだ決めていませんが、現時点では優良配当銘柄の日本株か米国株で考えています。
ツチヤ2号さんはディフェンス重視、成長重視、市場連動、個別一本等いろいろ考えておられるのですね。
そうやってあれやこれやと考えること自体、何よりの楽しみですよね。
お互い良い1週間になりますよう。