定例の「次は何を買おうかリスト(配当貴族銘柄編)」のアップデートを行いました。
配当貴族銘柄とはご存じのとおり25年以上連続銘柄を続ける企業のこと。
そして取り上げた銘柄は、以下の基準を満たしている銘柄。
・S&P500銘柄
・25年以上連続増配継続
・時価総額30億ドル以上
つまり、S&P 500 Dividend Aristocrat index に従った基準を満たしている銘柄となっています。
ということでこちらが1月末現在のリストとなります。
毎度毎度のことですが、これを見ると同じ配当貴族銘柄、つまり四半世紀以上の長きに渡り増配を続けている銘柄でもその配当利回り、つまりある意味人気度には大きなばらつきがあることがわかります。
さらに同じ配当貴族銘柄でも直近数年の平均増配率には大きな差があることもよくわかります。
相変わらず利回り上位陣の中で突出しているのがアッヴィ(No.7)。
5年平均18.5%という増配率は頭一つ、いや二つ抜け出ています。
そして同業比較してみると、平均増配率(5年)がエクソンモービル(No.3)の3.9%に対してシェブロン(No.4)は3.8%とほとんど変わらないばかりか、これまで配当利回りで6%近かったエクソンが株価上昇によって4.6%にまで低下し、4.3%のシェブロンとほぼ差のないところまで来ている。
一方、コカ・コーラ(No.20)とペプシコ(No.24)は配当利回りはコカ・コーラの2.8%に対してペプシコは2.5%と大きな差はないものの、平均増配率(5年)はコカ・コーラの4.4%に対してペプシコは7.8%とペプシコが大きくリードしています。
もちろん過去の数字が必ずしも未来を表すわけではない。
それを十分理解した上で、決算・通期予想値等をベースに各数字を比較検討した上で自分なりの解釈を加えて銘柄を選ぶ。
これが銘柄選びの楽しさと言えるのではないでしょうか。
いずれにしても、今年数回の利上げを予定している厳しい環境の米国株式市場において、長きに渡り増配を継続してきた銘柄が投資家に安心感を与えていることだけは確かです。
何はともあれ本リストが皆さんの銘柄選びの参考になれば幸いです。
(本リストに基づく投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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