定例の「次は何を買おうかリスト(配当貴族銘柄編)」のアップデートを行いました。
配当貴族銘柄とはご存じのとおり25年以上連続銘柄を続ける企業のこと。
そして取り上げた銘柄は、S&P500配当貴族指数を構成する銘柄。
すなわち、
① S&P500指数の構成銘柄であること
② 25年以上、連続で増配していること
③ 時価総額が30億米ドル以上であること
④ 1日当たりの平均売買代金が500万米ドル以上であること
尚、今回今回新たに追加、削除した銘柄はありません。
まずこちらは配当利回り順のリストとなります。
1位は毎度毎度のたばこ銘柄アルトリア(MO)。
ちなみにアルトリアの配当利回りは7.2%と相変わらず7%超えとなっていますが、”売上成長”という言葉をどこかに忘れて来た銘柄であり(苦笑)、万年不人気のこの銘柄の場合決して異常値とは言えないというか平常水準にあることには留意する必要があります。(ちなみに10月30日に公表した2025年第3四半期決算は増益、また通期見通し利益を引き上げています。)
続いて紹介するのがこちらのリスト。
こちらはトータルリターン(10年)が市場平均(SP500)に連動する代表的なETFであるVanguard S&P 500 ETF(VOO)のトータルリターン14.6%を超える銘柄のみをピックアップしています。
トータルリターンとは
トータルリターン(Total Return)とは、一定期間内に投資商品への投資から得られる総合収益を指します。
これにはキャピタルゲイン(譲渡益)だけでなく、再投資された分配金(インカムゲイン)などが含まれます。
こうした利益の合計額を投資コスト(購入価格)で割ってパーセンテージで表すことが多く、総収益率ともいいます。
トータルリターンは、投資信託の運用成績を表す際に用いられます。
分配金を全て再投資したと仮定し、ある一定期間の分配金込みの基準価額の騰落率を年率で表します。
(SMBC日興証券HPより)
全13銘柄を見るとやはり高配当と高成長は両立しない、というセオリーを垣間見ることのできるリストとなっていますが、唯一の例外が配当利回りが3%の8月に再ランクインしたバイオ医薬品会社のアッヴィ(ABBV)。
直近の決算ですが、10月31日に発表した直近2025年第3四半期決算は前年同期比増収(+9.1%)だったものの減益(-38.0%-調整後1株利益ベース)決算となりましたが、調整後1株利益は1.86ドルと10月3日公表の事前予想利益1.74ドル~1.78ドルを上回ったばかりか、売上・利益ともにアナリスト予想を上回っています。
さらに今期2025年通期見通し(調整後1株利益)を10月3日公表の10.38ドル~10.58ドルに対し、以下のとおり10.61ドル~10.65ドルに上方修正しています。
ロバート・マイケルCEOはアッヴィのパフォーマンスについて、「アッヴィの事業は引き続き我々の期待を上回るパフォーマンスを示している」、「我々は優れた進展を遂げており、今後2年間でいくつかの重要なマイルストーンを期待している」と述べ今後の業績に自信を持っています。
それにしてもアッヴィ以外に配当利回りが3%を超えている銘柄はないわけで、やはりいいとこ取り、つまり、
25年以上連続増配を継続しつつ利回りが高いにもかかわらず、株価も市場平均を上回って上昇している銘柄はなかなか存在しない。
という厳しい現実を表すリストとも言えるのではないでしょうか。
ただそんな中でもこうやって毎月リストを愚直にアップデートすることで、連続増配+株価上昇+高利回りのいわゆる二兎取りならぬ三兎取り銘柄に新たに出会える日が来る、と信じています。
インカムゲイン銘柄のパフォーマンスが市場全体のそれに劣後することを否定する気は毛頭ありませんが、いかなる相場環境にあっても長きに渡り増配を継続してきた銘柄が投資家に安心感を与えていること、これだけは確かです。
何はともあれ本リストが皆さんの銘柄選びの参考になれば幸いです。
(本リストを妄信しての投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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ホーメルの半値下落で含み損に耐えています、、、
みんなチキンや肉を食べて欲しい笑
メロリンさん
おはようございます。
ホーメルフーズお持ちでしたか。株価的には2022年以降厳しい状況となっていますが増配を続ける限りチキンを食べながら辛抱と言ったところでしょうか、、、