「これから米国株投資を始めようとしている方が絶対に忘れてはいけないことは何ですか?」と聞かれたら、皆さんは何と答えますか?
やはりそれは「値幅制限」ではないでしょうか?
Q:値幅制限とは何ですか?
A:株価の異常な急騰や暴落を防ぐため、取引所によっては、1日の価格の変動幅を前日の終値を基準として上下一定範囲で制限しています。
これを「値幅制限」といいます。その制限値幅の上限まで上がることをストップ高、下限まで下がることをストップ安といいます。
(SBI証券)
ではなぜこれを忘れてはいけないのか?
その答えがこちら。
Q:米国株式に制限値幅・呼値等はありますか?
A:国内株式と違い制限値幅(ストップ高・ストップ安)はございません。
また、呼値は※1セント(0.01ドル)単位となります。
(SBI証券)
Q:【米国株式】 値幅制限について教えてください
A:米国株式には、前日終値を基準とした値幅制限(株価が1日に変動する上限と下限)がありません。
そのため注文が成行の場合、国内株式とは異なり、前日終値と比べて著しく高い(安い)値段で約定する可能性があります。
(楽天証券)
そう、米国株には値幅制限がないのです。
ちなみに日本株へ投資している方、またはされたことがある方は知っていると思いますが、日本株の場合は一日の売買における値動きの幅を価格水準に応じて一定に制限しており、値幅制限は前日の終値又は最終気配値段などを基準として基準値段に応じて決められています。
<例>
日本人が株式投資を始める場合、大抵の方はまず日本株へ投資し、その後に米国株、という方がほとんどではないかと思います。
すると、米国株も日本株のように値幅制限があるものだと思ってしまいがち。
しかし米国株は甘くない。
日本のように結果平等主義に基づく国の制限が入ることなどない。
その社会同様、株式投資も純粋に実力の世界。
ということで、これから米国株投資を始めようとしている方が、特に小型株やグロース株、さらにはイチかバチかで問題のある企業等へ投資する場合にはくれぐれも気をつけていただければ、と思います。
P.S.
上記に加え以下の記事で紹介されている本をしっかり読んでから投資に臨めば大やけどすることはないでしょう。
(米国株での一発逆転狙いの投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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