PERしかり、配当利回りしかり、連続増配年数しかり、インカムゲイン投資家にとって株式を購入する際の重要な指標はいろいろあるわけですが、当方が重視しているのが営業キャッシュフローマージン。
営業キャッシュフローマージンとは
企業がどれほど効率的にキャッシュを稼いだかを示す指標であり、営業活動の結果として売上がどのくらいの営業キャッシュフローを生み出したかを表している。
計算式は、営業キャッシュフロー÷売上高で表される。
PL(損益計算書)上の利益はお化粧が可能だが、営業キャッシュフローは資金の入出金であり、会計基準・会計方針等の影響を受けないいわばごまかしのきかない数字である。
同業他社を比較する際にも有用である。
今回はライバル比較ということで、昨日の米英たばこ銘柄対決に引き続き年1回この時期恒例の(って誰も覚えてないか(汗))同業での比較、それも日米対決を行ってみたいと思います。
選定銘柄は今回もこちら。
・プロクター&ギャンブル(PG)
・花王(4452)
どちらの銘柄ももはや説明の必要はないでしょう。
この両社と言えば、言わずもがな、一般消費財メーカーとしてそれぞれの国を代表する優良企業と言う共通点があるばかりか、連続増配銘柄であること。
P&Gは69年連続、そして花王は日本企業の中ではナンバーワンの36期連続増配を継続中、とどちらも配当貴族銘柄となっています。
(但しP&Gは50年超えですから配当貴族を超える配当王銘柄と言った方がいいのかもしれませんが。)
尚、比較対象期間は直近2021年から2025年までの5年間とします。(※但し花王は12月決算、P&Gは6月決算、尚花王の数字は決算短信の数字で計算)
その結果がこちら。
ご覧のとおり、P&Gは直近2025年は数字を落としたものの毎年20%以上となっている状況。
一方の花王は20%に届かないばかりか2年連続で数字を落とし、2025年は11.8%とP&Gの約半分の水準となっており、その差は歴然。
と言わざるを得ません。
もちろん花王の数字が低いなどと言うつもりは毛頭ありません。
但しそれはあくまで日本国内での話。
例えば国内でライバルと言えば事業規模は別にしてライオンですが、以下のとおり2022年以外は花王の後塵を拝している状況。
つまりいわゆる真の稼ぐ力においてはP&Gとはまだまだ差がある。
ちなみに同期間の増配率の推移は以下のとおり。
花王の増配率はP&Gのそれを大きく下回っているばかりか、2022年以降は毎期2円増配実施により増配率が逓減している状況となっています。
現時点(日本時間3月26日)の配当利回りはP&Gの3.0%に対し花王は2.6%、また予想PERはP&Gの20.8倍に対し花王は21.1倍と大きな差がない状況。
もちろん花王が優良銘柄であることは疑いのない事実。
ではありますが、
真の稼ぐ力を表す数字には大きな差があることはインカムゲイン投資家として抑えておく必要があるのでは?
そんな風に考えています。
以上、ご参考まで。
(米国連続増配銘柄への盲信的投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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