12月20日にエネルギー大手のシェル(SHEL)からの配当金を受領しました。
今回の配当ですが、前回同様1株当たり0.688ドルとなっています。
ちなみにシェルは支払いベースで見ると昨年3月は1株当たり0.575ドルだったのが、9月には15.1%増配の0.662ドル。
そして今年に入り3月支払い分を0.688ドルに増配し、1年で約20%もの増配を行っている。
しかし当方、この程度ではまだまだ不十分と考えています。
その理由はロイヤルダッチシェル時代の2020年に実施した大減配。
第二次世界大戦以降一度も減配したことがなかった銘柄が、それまでの1株当たり0.94ドルから0.32ドルへとなんと66%もの大減配を実施した。
そしてそれからわずか3年で0.32ドルから0.688ドルへと配当を倍増させているとはいうものの、冷静に見れば0.94ドルに対していまだ0.688ドル。
進捗率(という言い方が正しいかはわかりませんが、、、)はいまだ73%と3月以降変わっていない状況。
ただこの銘柄は昨年の6月に株主還元を営業キャッシュフローの(これまでの20%~30%から)30%~40%に引き上げることを発表。
また2023年第4四半期決算発表時、2024年第1四半期決算発表までに35億ドル相当の自社株買いを行うことを公表し予定どおり完了。
続いて5月2日の第1四半期決算発表時、再び35億ドル相当の自社株買いを行うことを公表しこちらも予定どおり完了。
そして8月1日の2四半期決算発表時、またまた35億ドルの自社株買いプログラムを開始、2024年第3四半期決算発表までに完了。
さらに直近10月31日の3四半期決算発表時、またしても35億ドルの自社株買いプログラムを開始、2024年第4四半期決算発表までに完了予定となっています。
つまり年間140億ドルの自社株買いを実施することになる。
エネルギー銘柄の業績が原油、天然ガス価格次第であることは百も承知。
しかし再び株主還元重視に舵を切ったこの銘柄を見ていると、
「達成率100%を迎える日はそう遠くないのでは?」
そんな風に期待しているところです。
(70年以上減配ナシもやる時は大減配する銘柄への投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)
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