配当

公益事業銘柄サザンが増配を発表 たとえ増配率は逓減を続けていても安心感を感じる理由

公益事業銘柄のサザン(SO)が現地時間の4月19日、配当のお知らせをリリースしました。

企業概要

サザンは公益事業持株会社。子会社を通じて、アラバマ、ジョージア、フロリダ、ミシシッピ州で電力事業を展開し、発電所の建設、買収、管理、電力卸売事業を行う。

原子力発電所、水力発電所、化石燃料発電所、複合サイクル・コジェネレーション発電所を所有、運営する。

また、南東部でデジタル無線通信サービスと光ファイバー回線の卸売事業を展開。

(YAHOOファイナンスより)

サザンと言えば、以下のグラフが示すとおり、毎年の増配率は3%前半と非常に狭いレンジに貼りついており、ある意味愚直なまでにきっちりした配当方針を持っている会社。

その姿勢は新型コロナ流行下の2020年、そして2021年も決して変わることはありませんでした。

ということで、「恐らく今回も、、、」と思いながらリリース内容を確認することに。

内容は以下のとおり。

6月6日に5月16日現在の株主に対し、1株当たり68セントを支払う。

うーん、やはりサザンはサザン。

これまでの配当方針が揺らぐことはありませんでした。

今回も昨年、というか2016年以降継続の四半期で2セント、年間8セントの増配。

これまでが66セントでしたから、3%の増配ということになります。

これで21年連続の増配達成。

「いやいや、そうは言ったって2セントずつの増配ということは増配率で見ればじわじわと下がっているわけでしょ?」

って確かにそのとおり。(汗)

しかしたとえわずかとはいえ毎年着実に配当収入が増加している。

これは紛れもない事実。

さらにすごいのはこの銘柄の場合、

1948年以降75年に渡り1度たりとも減配をしていないという事実。

これら事実を前にした時。

この先の金利の上昇、さらには景気後退の高い可能性を控え、インカムゲイン投資家として何とも言えない安心感を感じるのでした。

(増配発表直後の投資にあたってはくれぐれも自己責任でお願いいたします。)

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